ノマド探求

海外移住準備記

健康にお金を投資する。

今のところ健康に関して、それほど留意した生活を送っていない。髪がさらに薄くなり、歯根嚢胞の術後が一年経っても芳しくないぐらいで、日常生活に影響を及ぼす悪い所はない。運動は全くしないし食事も外食なので、いつか健康を損ねる気がする。後悔する前に健康にもっと投資することに決めた。

ジムに通うなど健康に投資する時間が惜しい、お金で健康を買おうと思っている。食事に関しては以前からパンは胚芽パンを食べ、外食する時は野菜炒めを頼むなど、ちょっとは気にした生活を送ってきた。飲み会も極力控え、朝食代わりにスムージーを飲み、ラーメンも週一に限定するなど、健気な努力は怠っていない。外食を控え、厳選した食材で自炊するのが一番だと思うが、冷蔵庫を持っていないし、そもそも料理が壊滅的に下手クソなので作る気にもなれない。自炊にかかる時間も惜しい。

ビタミンCのサプリを飲み始めてから免疫力が向上した気がするので、サプリで健康に貢献できないものかと考えた。もともとはヒゲを剃った後のカミソリ負けがひどく、お肌を強くしようと思って、サプリを試したのが始まりだ。ビタミンCを積極的に摂ってから、歯根嚢胞の術後に感じていた歯が浮いたような違和感も少なくなり、歯ぐきの腫れが引くなどの効果もあった。効果てき面だったので、ビタミンC信者になってしまった。何でも効くような気がして、夜勤の時はサプリ以外にもキレートレモンを二本飲んで三日分の3000mgを摂取している。ビタミンCを過剰摂取しても、顔とおしっこが黄色くなったぐらいで健康被害は今のところない。あったとしてもニコチンやアルコールの過剰摂取よりは害は少ないだろう。ビタミンC以外にも、亜鉛のサプリでグニャグニャだった爪が、しっかりとしたものに生え変わった。

iHerb.comというアメリカの通販サイトが色々とサプリの種類を揃えていて価格も安い。他のサプリも試してみようと思っている。健康を損ねると将来の可能性が著しく萎む。健康な時はそれが当然だと思っているので、健康がいかに将来の可能性の資本となっているか分からない。二日酔いになった時に、それをもっとも痛感する。二日酔いほど、己を過信して暴走した挙句、その後の報いを心の底から後悔する分かり易い構図はないだろう。

自分への投資。

海外に移住するための資金をせっせと貯めていたが、今の派遣の仕事を始める前に半年間も無職だったので、だいぶ目減りしまった。移住先を求めて海外を漂流し、さらに移住先と決めた土地での生活に慣れ、現地採用の仕事を探す期間は半年間が限度と考えて資金を見積もっている。移住に失敗した場合、日本で再び仕事を探す間を自活できるお金も保険として必要になる。移住の資金と移住失敗時の保険で、どのくらいのお金が必要になるか細かい計算はしていない。このまま派遣の仕事を続けていれば、移住の準備をしている間に十分に貯まると考えている。そのため、お金を貯めるのと同時に投資をして将来の可能性を広げていきたい。

株や投信など、他人にお金を掛けてお金で戻ってくる投資ではなく、お金と時間を自分に掛けて将来の可能性を広げる投資について、あれこれ悩んでいる。勉強とか健康とか自分への投資方法は色々とあり、お金と時間は限られているので何に投資するかは十分な配慮が必要だ。将来の稼ぎを増やしたければ検定や資格の勉強に資源に投入するし、健康な体を維持したければ運動に資源を投入することになる。勉強にも健康にも投資するのであれば、資源を集中させずに適当に按配する必要も出てくる。投資先を間違えると投資効果が薄いだけでなく、全く意味がない場合も多い。例えば市場価値の薄い資格と取ってもただの自己満足で終わってしまうし、迷信めいた怪しい健康法に身を委ねれば、却って健康を損ねる結果となる。

現時点で私は勉強に資源を大きく割いている。投資先は英語の比重がもっとも大きい。費用対効果は低いが派遣の仕事でも貢献しているし、移住する際は仕事探しも含めて確実に役に立つ。ITの検定を更に増やせば失業時の備えは安心だが、その分の時間と労力は創作活動に充てたい。答えが用意されている検定の勉強は、答えを自分で作る創作活動より遥かに楽だが、ノマドワーカーになる可能性を広げてはくれない。暇があれば小説と情報サイトの構想を練っているが、構想から先に進むには、もっと時間を投入しないと駄目な気がする。商品の良し悪しは市場に出さないと判断できないので、早く商品を作りたい。お金で時間を節約できるなら投入したいところだが、創作活動はお金でどうにかなる問題ではない。お金で何とかなるのは、パソコンや椅子など創作環境を整備するぐらいだ。余裕のあるお金は、健康や趣味に投資しようと思う。

キレることができる強い人。

システム監視の仕事をしていて、嫌というか面倒臭い作業の一つにエスカレーションがある。エスカレーションは、監視の仕事では運用や構築を担当している上位部署に連絡をする行為を指し、主に指定された警報が上がった時や作業に行き詰まった時などにする。職場や状況によってエスカレーションをする条件は違うし、またエスカレーションをして作業終了の場合もあれば、その後に上位部署の指示で何らかの作業が発生する場合もある。いずれにせよ、監視チームだけではどうにもならない状況は変わりなく、上位部署に助けを請うことと考えてもらって間違いはない。これの何が面倒臭いかというと、もの凄い不愉快な思いをすることが度々あるのだ。

システムは365日24時間、正常に稼働していることが当たり前の世界では、機械も人間もそれに合わせて動いている。エスカレーションを受ける担当者が機嫌の良い時もあれば悪い時もあるのは、同じ人間なので理解できる。しかし中には、格下の人間が厄介事を持ってきたかのような対応をする担当者もいる。確かに派遣社員が派遣元の社員にエスカレーションをする場合は格下に違いはないが、役割の違いはあれど上下関係はないと思っている。普段から上位部署の指示を仰ぐので、自然と上下関係に近い関係になってしまうから勘違いが起こるのだろう。エスカレーションをする手順を作ったのも、そもそもそステムを作ったのも彼らなので、八つ当りは同じ上位部署の同僚にするのが至当だ。以前の職場では、なぜか電話口でこちらが悪いかのように不満をぶつけられ、とりあえず謝ったのはいいが仕事が終わった後も悶々としていることが良くあった。

今の職場でも上下関係に近い関係になっているが、エスカレーションをしても不当な扱いを受けることはほとんどない。立派な人格者がそろってる職場だと思いきや、長老格の同僚の話によれば、以前は不当な扱いを受けることが多々あったそうだ。しかし、数人の派遣社員がキレまくったので上位部署の対応が変わったということだった。争いを避け物腰を低くして働いていれば不当な扱いは受けないだろうと考えるのは、資本主義のゲームに参加したことのない人の妄想に過ぎない。不当な扱いを受けた時は敢然とキレる必要がある。戦わなくてはならない時は、確実にある。ただ、キレた後は日頃の当たりも厳しくなるので、それ相応に強い人でない限り、キレた後のことを考えると我慢するのが実際だ。

この強い人は最初から強いわけではない。その時に強くなれる人が結果的に強い人なのだと思う。喧嘩をして職場を辞めても、すぐに次の職場が見つかる仕事のできる人は、いつでも強くなれる。市場価値が高い職能を持ち、辞めても何とかなるという自信があるからこそ、その時の筋を通すことができる。それに、いつ辞めてもいいという度胸と辞めさせられてもいいという覚悟もあるだろう。だから言わなくてはいけないことは、躊躇せずに言うことができるのだ。

私がこの強い人になれるは、その時にならないと分からない。普段からカッカしてるのは頭が悪い奴だが、不当な扱いを受けた時はきちんとキレる人になりたい。一度逃げてしまうと、逃げた自分を肯定するために、その後も言い訳をしながら逃げ続けることになる。逃げ癖というやつだ。積み重なった過去の自分を否定するのは、それこそ本当の強さがいる。流すべき時に流さなかった血を後から流すことはできない。その血の代償は取り返しがつかないほど大きい。