ノマド探求

海外移住準備記

思ったほど金が貯まらない。

このところ人に奢りまくっていたこともあり,思ったより金が貯まっていない。コンビニでジュースを買うなどの細かい無駄遣いは抑えているが,まとまったお金が出ていってしまう。二万円もするキーボードを買ったり,再来月の夏休みに台湾に旅行するので,そのための航空券を買うなど,確かにいつもよりはお金を使っているのだが,それにしても飲み代が凄まじい。

ついに来月のカードの請求金額が15万円を超えてしまった。現金で支払った飲み代も含めると10万円以上は,酒を飲んで奢ったということになる。今の給料からすると明らかに度を過ぎた出費なのだが,まともに働いている友人が少ないので,飲みに行くとその多くは持ち出しになってしまう。しかし,同じ給料水準の人と飲みに行っても,正直面白くないのだ。やはり酒のつまみとしては,人と違う生き方をしている風狂の話を聞いていた方が断然面白い。愚痴ひとつ取っても文化的に洗練されている気がする。もはや生き方が,人生の軌跡が,芸術作品とも言える。人生を媒体として使う,一発勝負のパフォーマーなのだ。贅沢な趣味とも言えるが,風俗や博打に金を使うよりは高尚な趣味だと思っている。それでも,ちょっと使い過ぎてしまった。

十月から無職なるので,働き始めるまで奢らなくてはいけない友人とは飲みに行くことを控えるつもりだ。再来月の旅行も,あまりお金も使わない貧乏旅行になるだろう。まとまった金が入るのは三ヶ月しかないので,自重を心がけることにする。私も無職になった時,奢ってくれる友人はいるのだろうか。

貧乏を避ける。

お金をたくさん持っていても,必ずしも幸せになれるわけではない。ただ,お金がないよりはあった方が良いことは事実だ。九月末で派遣の契約が終了し,十月から無職になる。少し前までは,無職になったら家を引き払い,その勢いで海外に移住しようと考えていた。しかし,最近になり,生活費などのお金の算段がついてから,移住することに予定を変えた。今のところ,お金の算段はつきそうにないので,移住は無期限延期になっている。

日本で移住時の生活費まで稼いでしまえば,お金の問題は解決する。自動車工場などで期間工として働いた後,貯めたお金が尽きるまで物価の安い海外で過ごす,典型的な外こもりの生き方だ。しかし,そういう生活を繰り返す内に働く場所がなくなり,悲惨な老後を迎えるのが典型的な顛末のようなので,これは何とかして避けたい。外こもりという方法を移住計画から外していたのは,このためだ。しかし,派遣で働き,お金を貯めて海外に移住,そして貯金が尽きたら日本に帰り,また派遣で働く,という繰り返しの中で,前よりも稼ぎが良い職場に就けるように職能を高めていけば,外こもりした時の問題は解決できると気付いた。さらに,移住生活すら就職時のプラスになるようにすれば,一石二鳥になる。

幸せな気分に満たされて死ぬことを生きる目的にしているので,悲惨な老後は嫌だ。しかし,悲惨な日常生活を過ごしながら死ぬ日を待ちわびるのも嫌だ。大金はいらないが,そこそこのお金があれば買える幸せはある。だから,常にまとまったお金を手元に残し,かつ,いつでも稼げるだけの可能性は留保しておきたい。そのためにやらなくてはいけないことの目処は,ある程度ついている。勉強し続けることだ。

まずは,自身の職能を示すために可能な限り高い水準の検定を取り続け,それから実務経験を積む。志望理由で勉強させてくださいが通じるのは,新卒だけだ。勉強してきて能力はあるので実践で試させてください,しか派遣では通じないと思う。今月の23日にTOEICを受けた後は,九月末までにLPICのレベル1を取得したい。そうすれば,割合健やかな気分で無職を堪能することができそうだ。

タイとベトナム。

仕事量を減らしてもらったので,最近はほぼ定時に仕事を上がっている。帰りの電車の中では帰宅途中に喫茶店で勉強をしようと思っているのだが,いつも駅から出た途端に気力が失せてしまう。家に帰っても勉強するわけでもなく,ダラダラと2ちゃんねるまとめサイトなどを見ている情けない日々が続いている。それども,時々は気力を振り絞って,海外の求人情報を調べたりはしている。

三十代になってから,短い時で一週間,長い時で一ヶ月ぐらい,ほぼ毎年のようにタイに旅行をしている。タイで何をするわけでもなく,バンコクのスタバで時間を潰したり,田舎町をバスで移動したりしているだけなので,移住地として理想かどうかは分からない。ただ,タイの物価と国民性はなんとなく分かるし,土地勘もそれなりにある。だから,仕事をするならタイがいいかなと考えている。求人情報を調べると営業ぐらいしか職はなさそうだ。業界としては部品メーカーなどの製造業で求人数が多い。IT関連もあるにはあるが,なんとも微妙な感じがする。ネットに載っている情報だけでは何をするのか分からず,どうもタイで働いている自分を想像できない。

ベトナムだとIT関連の求人が多いが,これも何をするのか求人情報だけでは良く分からない。業種が開発職とかマネジャーとかになるので敷居は高い気がする。気がするだけで実際に話を聞いてみれば,それ違うよと言うことは日本でも良くある話だ。例えば,SEなんかは便利な言葉で,ただのコールセンターや監視の仕事でもSEやエンジニアという職種で募集している会社もたまにみかける。話を聞いてみないとこればかりは分からないので,何とか話を聞ける機会はないものかと思う。実際に応募して面接に行ってみるのが早いのかな。