ノマド探求

海外移住準備記

講師との相性。

オンライン英会話を始めて一ヶ月を過ぎた。レッスンは一人の講師が専属して受け持つわけではなく、レッスンを受けたい時間帯に予定が空いている講師がレッスンを担当する。講師の予定は予めWebサイトで公開されており、レッスンをお願いする講師を決めたら事前に予約をする仕組みになっている。毎日レッスンを受けようとすると、必然的に色々な講師からレッスンを受けることになる。今までに二十人ぐらいからレッスンを受け、段々講師との相性が分かってきた。

講師は二十代の学生から五十代の主婦まで、色々な人がいる。男性も女性もいるが、女性の方が登録している人数は圧倒的に多い。三十分の空き時間があれば自宅で仕事ができるので、主婦が多いのだろう。たまに男性で専業の講師もいるが、あまり相性が良くないので避けるようにしている。私は四十から五十代の主婦を講師に選ぶことが多い。講師にもよるけど、こちらが上手く英語で伝えることができない時、聴き取る努力をしてくれるのは、圧倒的にこの年代の主婦が多い気がする。

初心者歓迎マークを掲げている講師の中にも、感情を露骨に表す人がいて参る時がある。これも試練と考えてなるべく言い返すようにはしているが、疲れた時などは優しいマダムからレッスンを受けたい気持ちになる。考えてみると、小さい子供と英語の初心者への接し方は似ているのではないだろうか。子供を育てるうちに、子供が伝えようとすることを理解し、子供に伝えたいことを理解させる辛抱強さが身に付いたから、初心者に優しいのだ。レッスンを受けていると何だか癒やされる時があるが、これは母親に甘えていた子供の時と同じなのだろう。

輪番業務に疲れた。

四月から始めたシステム監視の仕事は輪番制になっていて、日勤と夜勤が交互に回ってくる。日勤は朝から夕方まで、夜勤は夕方から朝まで働く。日勤で一日か二日か働いた後に夜勤に一回入り、夜勤明けと一日か二日の休みを挟んで、そしてまた日勤になる。夜勤は日勤二日分の計算になっている。寝る時間帯が日勤と夜勤で違うので、体があまり慣れていないせいかよく眠れずにいつも体がだるい。昼は常に眠いし、夜は逆に眠れない生活が続く。寝ても浅い眠りのまま、二、三時間で目が覚めてしまうことが多々ある。

体調管理のために質の高い睡眠を取ることは重要だ。どうやって速やかに深い眠りに就けるかが、仕事以上に気がかりになる。酒を飲んだりアロマを焚いたりして就眠環境を整えるのも一つの手だろうけど、何か運動をした方が健康にいいかなと思っている。手始めに晴れて気持ちの良い日は、歩いて一時間ほどのスタバまで遠征し、そこで勉強をしている。往復で二時間ぐらいの軽めの運動になり、散歩をしない日に比べると、寝床に入ってから寝るまでの時間が短くなったような気もする。ただ、依然として慢性的な疲れは取れていないけど。

再び海外移住の準備を始める。

勉強しても思ったような仕事に就くことができなかった。システム監視を二年、テクニカルサポートを二年経験し、また今システム監視の仕事をしている。確かにまともに働き始めたのは三十後半からなので、まともな仕事に就けるとは思ってはいない。しかし運用に上がるためのハードルは高くないと考えていたけど、考えが甘かったのだろうか。昔、同僚から、監視の仕事をしている人間は次の仕事でも監視をしていると聞いていたが、現実となった。ここに来て、現実逃避のために海外移住への意欲が俄然盛り返してきた。そこで海外移住の準備として、次の三つのことをやる。

一つ目は身辺整理をする。日本を離れる際もしくは日本を離れている間に、日本でやる必要があることを調べ、できることは今からやろうと思う。例えば税金と年金の手続きとか、銀行口座とクレジットカードの取り扱いとか、移住時のお金に関する問題を調べて、事前にできることはやっておく。あと、親が死んだ時の手続きも今から調べておきたい。ついでに自分が客死した場合も想定して、遺書を書くなど事前に用意できることは用意しておこうと思う。いざ移住をする時に、速やかに日本を離れるためだ。

二つ目は英語の運用能力を身に付ける。具体的には英語を話せるようになりたい。今までTOEICの点数を上げることを目標に英語の勉強をしてきたが、これからはテストの結果ではなく何ができるかを目標に勉強を進めるつもりだ。TOEICも受け続けるが、それはあくまでも移住が失敗した時に日本で再び仕事を探す際の保険としてだ。英語はそれだけで職を得ることは難しいが、色々な職場で役に立つ技能だと思う。この二つ目の準備は、しばらくはオンライン英会話で度胸を付けていく。

三つ目はノマドワークを確立する。場所と時間を選ばない仕事に就いて、どこの国にいても収入を得るための手段を確保したい。この国で死ぬという覚悟ができない限り、定職に就くと移動に制限がかかるので、できれば現地採用では働きたくないのだ。かなり前から小説を書いてみようと構想を練っていて、お金になるか分からないが小説を書き上げようと思う。ただし書き上げるためには書き始めないといけない。これが難航している。

英語の運用能力を身に付けること以外は、具体的に何をすれば良いのか現時点でかなり曖昧だ。身辺整理については調べれば、やれば良いことは分かるので粛々と準備を進める。問題は小説を書くことで、これは書き始めてみないと分からない。何を書くかという問題もあるし、そもそも小説を書く方法論が固まっていない。これは書きながら固めていくしかない。