ノマド探求

二次元移住準備記

移住先で何の仕事をするか。

そろそろ,移住先で仕事を探すための準備を始めることにした。しかし,何をしていいのかよく分からない。とりあえずネットで調べた限りでは,タイだと日系IT企業の営業か居酒屋の店長ぐらいしか仕事はなさそうだ。それでも営業か店長の仕事があればマシな方で,何も仕事がなければコールセンターで働かざるを得ないだろう。ベトナムだとSEなんかの仕事もちょくちょくあるみたいだ。

タイで現地採用で働く場合は5万バーツから7万バーツぐらいが給料の相場で,日本円だと15万円から20万円ぐらいになる。家賃の相場を把握できていないので感覚としてぱっとしないが,タイではそこそこの給料なのだそうだ。それでもバンコクの物価を考えると,屋台で食べるチキンライスが120円から150円ぐらいなので,決して豪遊できるような稼ぎではない。日本人が考える東南アジアでの暮らしは,ほぼ駐在員並みの給料がもらえることが前提となっている。コールセンターだと相場が時給200バーツぐらいだから,月給で3万バーツつまりは12万円ぐらいなので,この稼ぎだとほぼ日本のコールセンターで働くのと同じぐらいの生活水準になるだろう。コールセンターで働く場合はワーキングホリデーだと割り切り,貯金の切り崩しを覚悟することになる。

移住先で何か商売を始めるという手もあるが,売り込める技術と知識はないし,人脈を作るところから始めるならかなり厳しい。実際に始めるのであれば,比較的敷居が低い日本人相手の居酒屋か民宿になる。ただ,初期投資にあれこれかかるし,リスクが高い割にはリターンが少ない気もする。初期投資がかからず身一つで働けるノマドワーカーが理想だけと,あれは情報商材で稼ぐ人が宣伝のために作り上げた理想像で,実際に稼げる給料などスタバでMac広げている程度では小遣いにすらならいだろう。人並みの給料を得ることができるには,それこそハッカーかベストセラー作家並みの仕事ができないと,住所不定の人間にはまともな金など稼げそうにない。ハッカーやベストセラー作家自体,理想像に過ぎないのかもしれないけど。

日本で稼いで貯めたお金を元に海外で暮らす外こもりの方法を取るか,それとも現地採用でまともにコツコツと働くか,一念発起して現地で商売を始めるか,半年ぐらいは移住先で生活しながら様子を見てみたい。それでも半年食いつなぐだけど,ある程度まとまったお金が必要になる。

あまり勉強ができていない。

四月に基本情報技術者試験を受けるのだが,テスト勉強をあまりしていない。少し前までは仕事が忙しく,通勤電車に乗っている時間がそのまま勉強時間となっていた。しかし,最近は仕事がほぼ定時で上がれるようになってきたので,帰宅後に勉強するつもりではいるのだが,いつもダラダラとYouTubeなどを観て過ごした後に寝てしまう。休日に勉強するかといえばそんなことはなく,掃除洗濯などの家事を済ませた後はとっとと家から出て,スーパー銭湯に行ったり飲み歩いたりしている。

毎回のことながら自分の意志の弱さに辟易するも,ある意味愛嬌のない部分を補っているとして,まぁいいかなと思ったりもする。しかし,効率優先で生きるのも味気ない人生であることは確かだが,ここ一番で踏ん張らないとただの懈怠に沈む駄目人間になってしまうのも確かだ。今日も家に帰ったら勉強をしようと決めていたが,眠くて仕方がない。

せめて,午前の問題だけでも合格できるように,あと二週間強を頑張りたいものだ。午前の問題には過去問だけで対応するつもりだ。午後の問題のためにSQLアルゴリズムの本を買ったのだが,さらりと読んだだけで身についていない。せめて,データベースとネットワークの問題だけでも満点を取ろうと思っているので,なんとか復習したいのだが時間を上手く作れないでいる。

 

薄っぺらい職務経歴書。

とりあえず,職務経歴書を書き直してみた。今の派遣の仕事を始める前に,職務経歴書を書き直したので,二年ぶりの改訂作業となった。第何版になるかは分からないが,職場が変わる度に職務経歴書を頻繁に書き直している時点でろくなものではない。さらにアルバイトと派遣を転々としている年長フリーターのそれは,悲惨の一言につきる。

平日の日常生活において,仕事はその生活の大半を占める重要なものとなる。四十数年をまともに生きていれば,それなりに書くことも多いだろう。職務経歴を読めば,その人の生き方が分かるし,生きてきた足跡をたどることもできる。しかしながら,たいして働いたことのない人間にとっては,書くことはあまりないので,ほぼチラシの広告文ぐらいの薄っぺらい内容となってしまう。二年前に書き直した時は,誇大妄想気味に盛りに盛ってみたが,A4サイズで2ページ分しか埋まらなかった。今回はまっさらな裸の自分で勝負するつもりなので,さらに悲壮感あふれる職務経歴書となっている。話は変わるが,これほど働かずに生きてきたのに,嫌な思いもあまりせず楽しく過ごせたことに改めて気付かされた。日本はやっぱりいい国だなと思う。

この職務経歴書を読んでも雇いたいという人がいるとすれば,何を根拠に雇いたいと思ったか面接で問い詰めたいほど,中身がない。職務経歴と言うよりも,注意書きと言った方が正確なぐらいだ。やはり,もう少し盛るというか,仕事をしていない時は何をしていたのか書いた方がいいのだろうか。ただ,そうすると職務経歴ではなくただの自伝になってしまう。まして,社会人としての見識を疑われるような生き方しかしてこなかったので,迷うところだ。仕事の中身ではなく,君自身をを見ているのだという奇特な人がいればいいのだが,人間性もたいして優れた代物ではないので,困ったものだ。