ノマド探求

二次元移住準備記

今月のTOEIC。

今月末に受けるTOEICでは、パート2を重点的に対策するつもりだ。毎回,試験を受ける度に課題のようなものを決めて,それを比重を置いて勉強をしている。今回は短い日常会話の応答について勉強している。TOEICでは今まで試験対策が嫌いなこともあり,苦手とするパート2の対策に時間を割くことを避けてきた。しかし,点数が伸び悩んでいることから,五年ぶりぐらいに試験対策をして臨む。

試験対策といっても英語の勉強だけでなく,質問の背景を理解し,社会人として期待される反応を身につけるための訓練をする。このパート2で正解を選ぶには,TOEICが期待する応答が何かを知る必要がある。しかし,応答の中には私には理解できないことが多々ある。例えば会議の予定を聞かれたら,昼飯の話題ではぐらかすのはNGなのだ。端的に時間を答えてくれているのであれば間違いないが,理解に難渋する応答が正解だったりする。アスペルガー症候群の人の苦しみが,よく分かる。

 

そもそもの話。

そもそも移住をしたい大きな理由は,日本を離れるためなのだ。海外に住み,異文化に近い距離で触れてみたいという好奇心もあるが,それは今回の移住計画とは別の話だ。

今まで整理がつかず,日本を離れることと,幸せな気分で死ねる死に場所を探すことを,混同したまま計画を立てていた。日本を離れたら当然海外の適当な場所に住み着かなければ日本に戻らざるを得ないし,住み着いた末に惨めな気分で死を迎えるのは災難だなと思っていたからだ。死に場所を海外に求めてはいるが,日常生活を送った末に死ぬという前提はない。

この衝動は二つの目的に分けることができる。そして,それぞれを達成するために違う手段を取ることができることに気が付いた。日本を離れるだけであれば,バックパッカーのように海外を放浪していても,船乗りになって海の上にいても目的は達成できる。また,死に場所を海外に見つけたら,死ぬ直前に移動すれば良いだけの話だ。二つの目的を一つの手段で満たそうとしたので,色々とやらなければならないことが増えてしまった。そのうちのいくつかは,例えば海外で就業するとか,現地で定期的な収入を得ることができるよう場所を選ばない副業を探すとか,私にとっては,かなり難易度が高い。

二つの目的を達成するために,一カ所に定住する必要はない。もちろん移住できれば,それはそれで好奇心を満たすことができるので,喜ばしいことではある。しかし,日本でまともに働くことすらできない人間が海外で働くというのは,相当気苦労が多い話になる。また,それだけで食べていけるような副業を一年という期間で探せる職能があれば,そもそも派遣でなんて働いてはいないだろう。もちろん,移住を諦めはしないけど,当面の目標は日本を離れることにした。そして,それは仕事を辞めれば簡単に達成できるので,気分が楽になった。

計画変更。

九月末で仕事を辞めた後,移住地を探すため日本を離れて海外を歴遊する計画だったが,計画を変更した。日本を離れてからから移住地を探すのではなく,ある程度的を絞ってから日本を離れることにした。計画としては,事前に就業環境や文化,物価などを調べて,日本から移住の準備を進めておく。そして,副業を軌道に乗せて収入を確保した後に日本を離れるという,段階的に移住計画を進めていく。副業はまだ始めてすらいないので,移住は無期限延期となる。希望としては,来年の初頭には日本を離れたい。

まずは仕事を辞める十月までに移住候補地をいくつか選び,十月から現地のコネを少しずつ構築していこうと思う。そのコネを使って情報収集をするつもりだ。また,副業を始めるため,情報サイトの作成に取りかかろうと思う。十月までには,何の分野で情報を発信するか見当を付け,金になる分野なのか調べておきたい。