ノマド探求

二次元移住準備記

今年の夏休みは台南に行く。

九月に一週間の夏休みを取って,台湾に旅行することにした。ベトナムとどちらにしようか迷ったのだが,新しい台南のガイドブックを本屋で見つけたので,台南に行くことに決めた。

台湾には今までに二回行ったことがある。印象としては,台北と高雄は東京とあまり変わらない。便利だろうが特に長期滞在したいとは思わなかった。逆に台南は,そこそこ魅力的な街だと思ったが,あまり下調べせずに行ったので観光地以外に行かなかった。もう少し深く探ったみたいと思っていたところに,台南のガイドブックが出たので,これを機に色々と探ってみることにした。滞在期間は四日程度と短く,行けるところに限界はあるけど,今度は日本でしっかりと下調べしてから行く。

食べ物の物価とか家賃とか金銭面以外に,長期滞在する場合は街の雰囲気が特に重要になる。散歩コースや暇を潰すための場所など,日常生活を送るために旅行とは違う観点から街を見て,どの辺に住もうか下調べする。

今日のTOEIC。

半年ぶりのTOEIC L&Rテストを受けてきた。朝起きた時から試験を受ける気がせず,家を出なくては行けない時間までサボってしまおうかと悩んでいた。結果として,気持ちが乗らなかったせいもあり,10問を残して試験が終了した。

年々,長文を読ませる傾向にあることは分かっていたが,問題の出し方がとにかく嫌らしくなっている気がする。試験対策のための対策なんだろうけど,最近のTOEIC対策のの勉強は,実践で使う力を養うためには遠回りになってしまうので,もういいかなと思い始めている。

もはや英語のテストを受けているのか,知能テストを受けているのか分からないパート2のため,一ヶ月かけて対策をした。まともな人間ならどういう応答をするのかを学んだ結果,以前よりは解答を選択する際に迷わなくなった。ただ,思想矯正を受けてる抵抗感は,拭い去ることができない。ブレードランナーに問い詰められる,レプリカントの気持ちがちょびっと分かった。TOEICを受け始めて十数年,未だこのパート2で手こずるということは発達障害の気質でもあるのだろうか。

思ったほど金が貯まらない。

このところ人に奢りまくっていたこともあり,思ったより金が貯まっていない。コンビニでジュースを買うなどの細かい無駄遣いは抑えているが,まとまったお金が出ていってしまう。二万円もするキーボードを買ったり,再来月の夏休みに台湾に旅行するので,そのための航空券を買うなど,確かにいつもよりはお金を使っているのだが,それにしても飲み代が凄まじい。

ついに来月のカードの請求金額が15万円を超えてしまった。現金で支払った飲み代も含めると10万円以上は,酒を飲んで奢ったということになる。今の給料からすると明らかに度を過ぎた出費なのだが,まともに働いている友人が少ないので,飲みに行くとその多くは持ち出しになってしまう。しかし,同じ給料水準の人と飲みに行っても,正直面白くないのだ。やはり酒のつまみとしては,人と違う生き方をしている風狂の話を聞いていた方が断然面白い。愚痴ひとつ取っても文化的に洗練されている気がする。もはや生き方が,生きてきた軌跡が,芸術作品とも言える。人生を媒体として使う,一発勝負のパフォーマーなのだ。贅沢な趣味とも言えるが,風俗や博打に金を使うよりは高尚な趣味だと思っている。それでも,ちょっと使い過ぎてしまった。

十月から無職なるので,働き始めるまで奢らなくてはいけない友人とは飲みに行くことを控えるつもりだ。再来月の旅行も,あまりお金を使わない貧乏旅行になるだろう。まとまった金が入るのはあと三ヶ月しかないので,自重を心がけることにする。私も無職になった時,奢ってくれる友人はいるのだろうか。