ノマド探求

海外移住準備記

準備としての仕事。

移住を真剣に考え始める前は、書類を申請したり、日本で身辺整理するのが準備だと思っていた。それは準備に違いないが事前準備であって、移住先で生活環境を整えるための準備がもっと前から始まる。働き口を探すことも、その準備の一つだ。

需要がある職種で豊富な職務経験と高度な技能を持つ人であれば、事前準備だけでことは足りるだろう。けど、俺のようにただのフリーターが移住を考える時、現地で働き口を得るための技能の習得が大切な準備になる。その技能は何であって、どうやって身につけるかも準備の一環だ。二、三年先の移住を計画しているので、それまでに必要な技能をどうやって身につければいいか。

三年前からIT業界で働き始めた。週五日の勤務なので一週間で最低40時間、一か月だと160時間以上を費やすことになるので、移住目標の二年後には約一万時間を仕事に費やす計算になる。英検一級で3000時間程度の勉強が必要といわれているので、英検一級並みの能力を三つ獲得できると考えられる。だから、今の仕事で身につけられる技能が役に立つ仕事を探すのが効率的だし現実的だ。

効率を考えると、何の技能を獲得するか目標を立てて、それに合わせて仕事への姿勢を変えることになる。真剣にやるやらないの勤務態度でなくて、何に比重を置いて経験を積むかという方向性のことだ。営業職で仕事を得ようと考えれば、対人能力や経理の知識などがコツコツと机の前で作業をする忍耐力やプログラミングの知識より価値が高くなる。当然、その目標に合わせて勉強する内容も変わってくる。

需要のない技能を身につけても自分の商品価値は上がらない。好き嫌いや哲学などは捨て自分を商品と割り切らないと、無駄な時間を費やすことになる。市場調査と合わせて、今の自分にどの程度の市場価値があって、移住までにどの程度の市場価値にするかを考えて仕事と勉強をする必要がある。目的に向けていかに能力を獲得して経験値を得るかを机上で考えているとRPGみたいだなと思った。