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ノマド探求

海外移住準備記

二つ以上の意味を持つ英単語。

仕事で英語を使うようになってから一年ぐらい経ち,基本的な単語と文法の理解がとても大切なことに気づいた。これを疎かにすると致命的な誤解を招くか,誤解をして,大爆死しかねない。実際に誤訳して脚が一,二本もげることはあった。TOEICで得点を上げることばかりに執着していると,この辺りが曖昧になったままになる。

仕事でよく使う基本的な英単語として,askとtellという二つの伝聞の単語がある。どちらもとても便利な単語で,状況判断に自信がなくて言い切れない時や,他人はこう言っているが自分は良いとも悪いとも言ってないよ,という立場を守りたい時に使っている。例えば,客からの問い合わせがあり,客の言うことが正しいのか正しくないのか判断できない時や判断を保留したい時に,客観的な履歴を残すためにこの単語を使う。客はこう言っていましたとか,客によるとこれこれこうですがという感じに。また,このaskとtellという単語は,二つ以上の意味を相手の誤解を招かずに使うことができる便利な単語のような気がする。誤解を招かないと断言できないのは,相手の英語力に依るところがあるので,伝える相手が誤解をしてしまったら,それは自分の使い方も間違っていたことになるからだ。相手が伝えることを読み解く場合は,文脈からある程度意味を限定できる。しかし,相手に伝える時は文脈から意味を特定してもらうことを期待して,曖昧なまま単語を使うのはリスクが大きい。危ないかなと思う時は意味が限定された違う単語を選ぶのが誠意というものだろう。また,誤訳のリスクを少なくするためには,相手も二つ以上の意味を知っているという前提の上で使うようにしている。

askと聞いて思い浮かべるのは,尋ねるという意味なのか求めるという意味なのかは人によって違うと思うけど,どちらもよく使うしよく使われる。これが一つだけの意味しか知らないと,相手の伝えたいことを微妙に違った意味に解釈してしまう恐れがある。どちらも相手の意向や意趣を問いかけているのでかけ離れてはいないが,もう一つの意味をきちんと知っていても損はない。それと文脈だけでなく,他動詞か自動詞か,また単語に続く前置詞が何かと機械的に意味を絞ると同時に,語意というかイメージというか日本語訳ではなく感覚でも意味をとらえた方が間違いは少ない。そのイメージをつかむためには,例文に多く触れるとともに自分で使って相手の反応を確かめて,そのイメージを固めていくしかないと思う。