移住の準備期間は，最長でも来年の夏までと考えている。準備は進めてはいるが，実際に移住する算段はついていない。移住している間に日本でやる必要があること，移住が失敗して日本に帰ってきた後のことは，ある程度の予測がつく。その準備として，移住している間に日本で必要となるお金を用意したり，帰国後に少しでも仕事が見つけやすくなるように，今の派遣の仕事を続けている。
ここ一ヶ月で，移住の準備を進めていても，移住は始めていないことを強く意識するようになった。前から気付いていたのだが，あえて無視して気ままな生活を楽しんでいた。しかし，今の派遣の職場に居づらくなり，職場を変えようかなと思うにつれ，そもそも職場を変える前に移住しろよと，思うにいたった。その後，なんだかんだで来年の春先まで今の仕事を続けることになったが，そのもやもやとした思いは残ったままだ。まだ何も始めていないのだと。
なぜ，厭な職場で仕事を嫌々続けなくてはいけないのか。苦しい仕事と厭な職場は違う。仕事は選べなくても職場は選びたいのだ。これは仕事は選べなくても，住む場所は選びたいという，そもそもの移住の動機と同根だ。働きやすい職場を探すことが，移住につながるのか分からないが，どちらも空回りしている。
