ノマド探求

二次元移住準備記

これだけあれば,なんとか生きていける金額。

一ヶ月にどのくらいお金があれば文化的な愉悦を享受しながら生きていけるのか,計算したことがある。生きていれば時々楽しいこともあるんだな,と思える生活を維持できる月収だ。今の生活だと,家賃と光熱費,食費,携帯電話やインターネットプロバイダーに払う通信費などの諸経費,保険料を含めて10万円強が生活費になっている。また,住民税と年金は計算に入れていないので,本代やスーパー銭湯代などの娯楽費を含めれば15万円あればいいかなと考えている。時給1000円のアルバイトを週五日で働けば,15万円であれば稼げるお金だ。しかし,貯金をするにはもう一つアルバイトするか,何か副業をするしかない。派遣社員として働く今はいいが,仕事がなくなる可能性が高いので,いざという時のために準備しても無駄にはならない。現に同僚は今年の三月で契約が終了し,新しい職場が見つからない場合は,生活水準を落とさざる得なくなるだろう。

月収10万円だとどういう生活になるかと考えれば,だいたい今住んでいる所の家賃を差し引いたお金になる。共同便所風呂なしの物件に引っ越し,諸経費と娯楽費を削れば,まだ生活していける水準だと考えている。ただ,これが許容できる生活水準の限界だと思う。月収が10万円より下だと日常生活がサバイバルになってしまうので,最低でも月10万円は欲しい。アルバイトであれば週四日で働けば稼げるが,これを副業だけで稼ごうと思うと,私にとっては不可能なお金になる。

去年から移住の準備のため派遣の仕事以外に副業を探している。月で10万円稼ぐには一日あたり3000円強稼ぐ必要があるが,その手段を今のところ見つけられていない。一回にボーンと稼ぐことを考えれば,一年で120万円,半年で60万円が目標になるが,これももなかなか厳しい。株や為替で稼ごうとした場合,月や年の単位で目標を設定すると失敗する可能性は高くなる。素人は稼げる時に稼ぐというのが賢明な投機の方法だと思っている。小説などの成果物だと,そこそこ名の通った新人賞でないと稼げそうにない。

日本だと月10万円は最低水準を維持するために必要なお金になるが,発展途上国だと,そこそこまとまったお金になる。副業で月10万円稼げるようになった時は,移住の時機は熟したと言えるだろう。しかし,金の銀杏はなかなか見つからないもんだ。