ノマド探求

二次元移住準備記

二十代の職務経歴。

去年の年末までに書き直すはずだった職務経歴書を,まだ書き直していない。働いていない時や短期のアルバイトしかしていなかった時ことを,どうやって書いたらいいか考えあぐねていたせいだ。何か仕事の役に立ちそうなことは書いて,経歴の空白を埋めようかと考えていたけど,何も書かないことに決めた。

二十代はまともに働いた記憶がない。短期のアルバイトを除けば,学校にも行っていないのでずっと無職だった。三十歳になる手前にコピー屋でアルバイトを始めるまで,半年以上同じ職場で働いたことはない。無職の間は何をしていたかと言えば,説明するのがとても難しいので,あまり話したことはない。今まで,何度となく説明しようとしたが,ほぼ自分語りになってしまう。恐らく同じような生活をして人でないと,分かってはくれないだろう。

遊んでいたわけではないし,引きこもっていたわけでもない。自分でも何をしていたのか記憶が曖昧なのが困ったところだが,確実に言えるのは,何かをしようとして,結局,何もしなかったということだけだ。宗教にはまったようなものだと考えている。天国に行くために必死に努力したけど,結局,天国に行っていない。では,その努力を認めろと言っても,天国を夢見たことのない人には分からないことだろう。だから何も書かないことに決めた。