ノマド探求

二次元移住準備記

売れる企画を考える。

小説の構想を練っている。副業にするため、お金を稼ぐ手段として小説を書くのだ。どのような小説を書き、どう売るかを正月に考えていた。ちなみに未だに正月休みは続いていて、それが終わる目処は立っていない。

小説を元にクロスメディアに乗せたいので、最初からその狙いで小説を書く。小説を一つの媒体として、アニメ、ゲーム、フィギュアなどのクロスメディアとして展開できる企画を作るのだ。ガンダムのビジネスモデルが理想と考えているが、戦略として見習いつつも戦術は時代と規模に合わせたい。ガンダム以降に生まれたの数々のロボットアニメが、未だにガンダムブランドを超えることができない要因も考える必要がある。

とはいえ、元々初代ガンダムのアニメはプラモデルの宣伝のために作られていた。再放送しか観ていないけど、当時はクロスメディアの発想はなく、おもちゃ会社がお金を出してアニメを作るのは、自分たちの玩具を売るためだった。アニメの合間に流れるCMもプラモデルのCMだったぐらいだし。おもちゃ会社がスポンサーのアニメは商品開発の意向が如実に設定に反映されていた。ガンダム以降のロボットアニメにおいても、前半部と後半部で主役メカが交代するのは、販売のてこ入れのためだ。

初代ガンダムは映画にもなったが、どの程度の採算を期待したのか分からない。テレビで放映したアニメのダイジェスト版なので副産物程度の感覚だと思う。この時代には最終話は有料で観てねというえげつさはまだない。家庭用ビデオデッキとレンタルビデオが普及する前は、アニメは無料で観るものだったのだ。この時代でも小説を原作としてアニメや実写が作られることはあったが、最初からクロスメディアで展開することを想定した企画はなかったと思う。ビデオデッキが普及した後のOVAは、最初からアニメを商品として流通させることを目的としていたいが、今度は比重がアニメに偏ってしまった。小説もゲームもアニメが売れたので作った副産物の域を超えていない。そこまで展開するだけの予算がなかったのかもしれない。

メディアと制作環境の発達で、小説と漫画以外でも個人で勝負できる土俵は広がった。少し前までは小説ですら出版社を通さないと流通しなかったが、Amazon自費出版すればとりあえず流通に乗せることができる。ガンダムの事業戦略を見習うのであれば、小説を書き始めるよりも、最初に展開する媒体を想定し商品開発を優先させるべきなのだろう。ただ、これはただの企画ごっこで終わってしまう可能性が高い。ガンダムクロスメディアへの展開は時代の流れだったとして、個人の土俵に集中した方がいいのかな。