ノマド探求

海外移住準備記

IT警備員の醍醐味。

IT警備員の仕事は、障害が起きなければ基本的に何もしないし、障害が起きても関連部署に連絡を入れて終わることも多い。暇な時は呆けていても問題ないし、夜勤や休日などの管理者がいない時間であれば、検定や資格の勉強もできる。余裕のある時は退屈しのぎに同僚と雑談に興じることも多い。

IT警備員には障害に対応できる能力はないし、それを期待されてもいない。一日中椅子に座ってモニターを見続け、時間になれば家路につく。それの繰り返しだ。現場によって監視するシステムも対応する手順も違うので、慣れるまでは忙しかったり慌てたりすることもある。しかし、手順書を追わなくても何をすれば良いか分かるぐらい慣れてしまえば、途端に仕事は楽になる。気苦労も残業もほとんどないし、趣味に費やす時間は取りやすい。そのため、独り身か結婚していても子供がいなければ、生活に苦労しないだけのまとまったお金が稼げるので、同じ現場に居続ける人もいる。頼られる長老格になると、責任は増えるが些細なミスやルールをある程度逸脱しても何も言われないので、悠々と働くことができるのだ。構築や運用などの上位の仕事に比べるて稼げるお金は違うが、それが誤差程度だと思えれば、これはこれで良い稼ぎ方だと思う。自分で興した会社や高給のためならまだしも、僅かな金のために精神を磨り減らしてまで働くこともあるまい。