ノマド探求

二次元移住準備記

趣味の副次効果。

去年の暮辺りに始めたジョギングを、まだ続けている。週一、二回、疲れが溜まらない程度の距離を一時間以上かけて走る。醜い腹回りを絞る目的もあるが、主にストレス解消が目的で、散歩の延長ぐらいの軽い感じで走っている。疲れたら歩くし、天気が悪い時や気が乗らない時は、そもそも走らない。

家の周辺を一人で走る時は夜中が多く、酔っ払いと気狂いを除いて通行人はほとんどいない。人の気配が失せた街を黙々と走ると、頭の中を真っ白にできる。宿便を出すように、モヤモヤとした気持ちを忘れるための貴重な時間だ。ストレスが溜まった時に十分な睡眠を取るとスッキリするが、走っている時はちょっと違う。意識して何も考えない状態に頭を持っていく。瞑想と同じく脳みそのストレッチだ。

また思いもがけず、今年の夏前から定年を見据えて体を鍛えている派遣先のおじさんに誘われ、皇居ランを始めた。仕事の帰りに皇居周辺を、週一回程度、走っている。おじさんとは皇居ランをするまで懇意ではなかったが、私がジョギングをしているのを知って誘ってくれたのだ。雑談したり休んだりしながら走るので、家の周辺を走る運動量とたいして変わらない。おじさんと私が固定の面子で、暇な同僚を適当に誘って数人で走ることが多い。初対面の人や面識はあるだけの人もいて、意図せずに人脈が広がった。今月から同じ派遣先だが違う部署に移り、まだ職場に馴れずに気疲れする日が続いている。そういう時、おじさんを含め皇居ランで会った人が、ねぎらいの言葉をかけてくれると結構嬉しかったりする。