ノマド探求

二次元移住準備記

今年を振り返る。

今年も残すところ、あと一日となった。振り返ってみると、この一年はあまり記憶に残っていない。一番印象に残っているのは、ベトナム旅行だ。初めてベトナムに行ったが、思っていた以上に綺麗だった。特に少数民族の街サパは今年もベトナムに行ったら訪れようと思っている。あとは職場を異動し、監視から運用の仕事に変わったことだ。やっとオペレーターからエンジニアと名乗れるようになった。その他を思い出そうとしても、特に変わりのない日常が続き、あっという間に一年が経ってしまった。やはり変化に乏しい日常を過ごすと、体感時間が短い。常に変化を求めて生きる方が、人生は豊かになる。それは、現状に満足しないことではないし、向上心を持って生きることとも違う。生きることに対する好奇心と言ったところだろう。

働くことに生き甲斐を見出すより、金のためだけに働いている方が性分に合っている。労働で自己実現ができると、そこまで安直に考えられない。自分で会社を興すならまだしも、社員として人生の大半を献上し、どこそこの会社の課長になった部長になった、次は役員だと、組織に自身を反映するには大きな違和感がある。やはり無職の時が、自分は一番輝いている。金にはならない、どうでも良いことに心を奪われている時が、人生が豊かに感じられる。今年はお金のことばかり考えていた。友達と安居酒屋ではしゃぐ分には、今の給料で十分だ。サイゼリアのワインぐらいなら、無職の友達がアルコール中毒で死ぬまで振る舞うこともできる。これ以上、何を求めても虚しいだけだ。