ノマド探求

二次元移住準備記

ひとまず職務経歴書の更新完了。

仕事を辞める前の準備に、ひとまず職務経歴書の更新をした。今働いている職場の実務経験を追加するだけでも問題ないが、これを機にレイアウトの刷新と前の職務経歴の見直しをした。一つの職場につき、三つの実務経験を記載したのは今までと同じだ。今回はさらに、一つの実務経験につき、三つの具体例を箇条書きで挙げ、代わりにお化粧をした文章を削って、すっきり読みやすくした。結果として一つの職場につき、三つの実務経験と九つの具体例を職務経歴書に記載する。三と九という数字は収まりが良いし、なんだか神秘的なので、レイアウトはこの数字を意識した。派遣会社に再度、添削してもらい微調整をしたら、派遣会社に登録した情報を更新して完了だ。

職務経歴書の更新の他は、仕事を辞める前に何か検定を取得したい。六年前に無職になった時は、だらだらとLPICの勉強をしていたら半年がすぐに経ってしまった。仕事を辞めた後のニート生活を存分に楽しむために、今回は必要な準備は事前に終わらせておく。今月の後半に試験を受ける応用情報技術者試験に合格すれば言うことなしだったが、全く勉強をしていないので、日商簿記三級が落とし所だろう。簿記の知識が役に立つ機会は今後ないと思うが、今の職場の実務経験を裏付けるために取っておく。健康保険と年金の切り替えと失業手当をもらう準備も済ませておこう。

なんだかんだでタイに行く。

遅くても五月末には今の派遣の仕事を辞めている。辞めた後は、しばらくはニートをしながら、ゆっくりと今後について考えるつもりだ。今年に入ってからも連日連夜、残業が続き、精神的に疲れた。今月の残業時間は、上限の80時間近くまで行くだろう。まだ充実感や達成感の残る仕事であれば良いが、残念ながら誰もやりたがらない残務整理がほとんどを占める。酷いものだと十数年前まで遡る核廃棄物処理のような業務を引き継いでいる。というわけで、仕事を辞めた後の予定を考えて、日々の鬱憤を紛らわせている次第だ。

辞めた後は、とりあえずタイに旅行に行く。すでに飛行機はマイレージの優待券で押さえた。大量のマイレージが今月末に期限を迎えるので償却するため、優待券に引き換えたのだ。タイに行くのは、その結果に過ぎない。歴史的な円安が続くどころか、さらに加速しそうな勢いで、当初は自粛しているゲームを祝ニートを契機に解禁し、自室に籠もっていようと考えていた。旅費に占める割合では比較的大きな飛行機代を滞在費に回せたが、それでも燃料サーチャージなどを払うと五万円ぐらいの出費になる。

タイに滞在中は、派手な遊びをするつもりはない。しかし、せめて宿だけは年相応に小綺麗な所に泊まりたい。日本より物価はまだ安いので、飲み食いに関しては、予算内で満喫できるだろう。本場のタイ料理とマッサージを堪能する他は、何をしようか思案中だ。行きと帰りの出発日の宿を押さえれば、あとは現地で何をするか考えても良いかな。観光に飽きたら、田舎のゲストハウスで好きな音楽を聴きながら、読みたかった本を読むのが、時間の潰し方としては最高だ。勉強などのためになるようなことはせず、退屈を楽しみたい。

人に読ませる職務経歴書。

次の仕事探しの準備に、職務経歴書を書き直している。二年前に現在の職場に移る時も同じだったが、何回書き直しても納得がいかず、妥協の産物を提出した。ある程度、時間が経ってから読み返すと、さらにしっくりこない。今回も前回と同様に、残尿感に似た、もやっとした感じが残ったままだ。薄っぺらい自分語りになっているのではという懸念も残る。これは書き直せば書き直すほど、実務経験がただのカタログスペックへと抽象化されるためだろう。実際の実務経験を整えるのではなく、自分が理想とするスペックに嵌め込もうと、具体的な記述を削ってしまうからだ。経験や知識、技術をカタログ化した職務経歴書よりも、その職場が求める能力を伝える職務経歴書で、次回は行こうと思う。

現在の職場での職務経歴を追記して更新した、職務経歴書のたたき台はすでに作った。あとはどう肉付けし、成形するかだ。派遣元が配布するテンプレに沿って書き直した初稿は、なぜか派遣元からあれこれとレイアウトについて指摘が入った。最初からやっつけ感と違和感しか感じなかったテンプレだが、やはり配布した人たちもそう感じているらしい。採用どころかIT業界で働いた経験もなさそうな彼らは、あまり当てにできない。仕事に対する姿勢からも、頼りにすればそのうち痛い目を見るだろう。自分の責任で判断し、納得できる職務経歴書を完成させたい。採用を担当する昔の同僚に相談したり、今まで働いた職場で何が求められていたかを思い出したりして、あれこれと思案している。

Amazonのレビューで評価が高い業種別の指南書を読んで、何が求められているのか、今一度頭の整理をする。IT業界で実務経験を活かそうとすると、テクニカルサポート、監視と運用保守、PMOあたりが職種として当てはまる。すでに何冊か参考にする本の目星を付けている。採用担当者をピンポイントで痺れさせる実務経験は持っていないから、検定で彩りを添えるのも効果的だ。採用では何人かいる候補者から、消去法で選ばれるケースが多い。最後の二人に絞られた時、確実に相手を圧倒できる必殺技か暗殺拳のような検定が欲しい。全く勉強をしていないけど四月に受ける応用情報処理だとちょっと弱いし、ネットワークスペシャリストは十月の秋期試験の対象ではないし、迷うな。