ノマド探求

二次元移住準備記

調子が戻らない。

台湾旅行から帰ってきた後、あまり勉強する意欲が湧かない。どうやら気が抜けてしまったようだ。オンライン英会話は、五月末に受けるTOEICの試験対策に集中するため、今月から休止している。オンライン英会話だと、気分が乗らない時でも勢いで予約を入れてしまい、義務的にレッスンを受けることで勉強ができた。今月からはオンライン英会話の替わりに、スタディサプリというeラーニングを始めた。これは強制力がないので、自制心を使って勉強を進めるしかない。

元々、自分を律することが苦手で、嫌なことは何かと理由をつけて逃げる癖がある。それに加えて期待通りに物事が進なないと、すぐに投げ出す癖もある。良い意味で切り替えが早く、悪い意味で諦めが早い。勉強だけでなく、仕事や人間関係においてもこの傾向が強い。働きもせず学びもせずに一人でプラプラしている方が、自分の気性に合っているのだろう。昔、実家に住んでいた時は、プー太郎状態を存分に満喫していた。アルバイトを始める理由もプラプラするのに飽きたからではなく、単にお金がなくなったからで、腹が減ったから狩りに出る原始人に近い感覚だった。ねだればお小遣いをくれる親だったが、そこはニートのプライドがあった。遊ぶ金は自分で稼ぐことで、精神的には自立していたつもりだった。いわゆる仲の良い親子ではなく、一緒に食事や旅行に行くことはなかったが、庇護と愛情はたっぷり受けていた。何の小言も言わずに、好きなだけ文化を享受する環境と時間は与えてくれた。しかし、プー太郎状態が永遠に続くとは考えていなかったし、いつかは社会的にも自立しなければいけない時が来ることを覚悟していた。だから、何だかんだで実家を離れることになった時も、社会生活に馴染むことは苦労なくできた。

同じように、今の派遣社員で働く生活が長く続くとは思っていない。派遣社員で働けなくなったら、警備員かファストフードの店員か時給千円のアルバイトで稼ぐことになる。いつかは、その暗澹たる未来が現実になることは覚悟している。勉強をすることで、その日が少しでも先に延ばせれば良いと思うし、また別の稼ぎ方もできるのではないかと淡い期待も持っている。