ノマド探求

二次元移住準備記

労働意欲を高める。

何だか働きたくないなと思うことが、度々ある。職場で怒られたり嫌なことがあったりすれば、それはそれで仕事を辞めたくなるが、仕事が順調でもふと辞めたくなるのだ。何が理由で辞めたくなるのかは、判然としない。一種の気の迷いなのだろうか。何となくで仕事を辞めてしまうのは、かなり危険だ。一度逃げ癖ならぬ辞め癖がつくと堪え性がなくなり、嫌になったら適当な言い訳を繕い、すぐに仕事を辞めるようになってしまう。派遣社員だけに辞めるのは簡単で、そんな人を職場で多く見てきた。

労働意欲を高める方法は、人によって違う。車を買うなど、お金を使うことで労働意欲を高める人もいるが、私の場合は、その仕事を続けることで見られる夢を見て、労働意欲を高めている。自分の可能性がどのように広がるかを考えて、働き続ける理由を作るのだ。例えば、システム監視の経験を二年積み、リーダー経験もあれば、最悪監視の仕事はすぐに見つかる。ここで二年間働き続けさえすれば、仕事を辞めて三ヶ月ぐらい海外旅行に行っても、次の食い扶持を心配せずに済む。そう考えると、仕事を続ける意欲が湧いてくる。

監視とテクニカルサポートの仕事を経て、六年かけてやっとこさ運用の職に就くことができた。ここでそこそこの実務経験を積めば、仕事を辞めてプチ移住しても、IT業界であればまともな仕事に就けるだろう。今から辞めることを考えるのは時期尚早かもしれない。しかし、惜しまれつつ職場を離れるぐらいの評価を得るには、時間がかかる。仕事がなければまた戻ってこいよと、声をかけてくれる人がいれば、安心してプチ移住ができる。プチ移住の夢を見ながら、あと二年間ぐらいは働き続けるつもりだ。