先月から職場が変わり、カレンダー通りの勤務になった。年末から年始にかけての冬休みが、九日間もあることに気づく。しかも九連休だ。しかし、悲しいことに何もやることがない。
前の職場で九連休も取れれば、間違いなく海外旅行に行った。シフト勤務だから一般の大型連休を外し、安くで海外旅行に行くことができた。私が海外旅行に行く理由の一つは、日常生活と切り離された生活空間で気分転換を図ることにある。だから、日本語が通じず、日本の生活環境や文化とは趣が異なるアジア圏を選んでいる。台北やバンコクなどの都市部だと、やはり東京とあまり変わらない。都市化されてのっぺりとはしてなく、土着の文化が残る地方都市の方が野趣があり、旅行気分を満喫できる。今回の九連休も、ちょっとぐらい飛行機代が高い程度であれば、正月をベトナムか台湾でのんびり過ごそうと考えていた。しかし、飛行機代を調べてみたらべらぼうに高く、一気に萎えた。九連休を飲んで過ごすのはもったいない。かと言って勉強する気も起きない。実家は頑張れば歩いて行ける距離にあり、実家にいても日常生活と切り離されず、気分転換にはならない。ここは諦めて創作活動に集中し、小説を一気に書き上げる良い機会なのかもしれない。
まだ職場に馴れず、気が滅入ってしまい、何も手につかない状態が続いている。オンライン英会話のレッスンは今月の始めから休み、今月末に受けるCompTIA Cloud+の勉強をする予定だった。朝六時に起きて参考書を広げるが、家を出なくてはいけない時間まで机を前にボーッとしている。このままだと試験は落ちるだろうし、正月休みも何もしないまま終わってしまいそうな気がする。できれば、冬休みのご褒美をぶら下げて、意欲の回復を図りたい。
