ノマド探求

二次元移住準備記

初めてのリモートワーク。

風邪を引いて体調を崩してしまったので、今週はリモートワークで自宅から仕事をしていた。生まれて初めて、普段は職場でしている仕事を家でした感想は、退屈の一言だ。

そもそも仕事が好きではない。好き好んで家で仕事をする気にはならない。職場に行けば、自然と覚悟が決まると言うか諦めがつく。服を着替えて家を出て、電車に乗る。己の運命を悟る儀式であるかのように、職場に着く頃には今日という日は資本主義の奴隷でいようと諦められる。それが自宅では、この儀式を経ないため、悟りの境地に至るのが、なかなか難しい。他人と会話をせず、黙々と仕事をするのもつらい。職場では、時には同僚と軽い雑談を挟みながら気分転換を図れたのに、自宅ではコーヒーを入れるために湯を沸かすぐらいしか、気分転換を図れないのだ。もちろん音楽を聴きながら、Youtubeを観ながら仕事ができないわけではない。コロナウィルス騒動のため、急遽導入したリモートワークだ。まだ従業員を管理する仕組みは整っておらず、サボろうと思えばいくらでもサボれる。しかし、一度、それをやると歯止めがかからなくなりそうで、勤務中はずっとパソコンに向かっていた。職場にいる時より、むしろ自宅で仕事をしている方が、椅子に座っている時間は長かった。

実際に自宅で仕事をするのは、思った以上に自制心が必要だと分かる。ノマドワークに憧れていたが、仕事ごっこならまだしも、きちんと働くためには職場にいた方が精神的に楽だ。リモートワークは、自分にとっては出社禁止にになり自宅謹慎しているのと変わりなかった。