ノマド探求

二次元移住準備記

引き続きやる気が出ない。

そろそろ私が住む街でも、非常事態宣言が解除されるだろう。解除されたら、また平日は出社して働き、週末は飲み歩く、いつもの日常が戻ってくる。しかし、多くの企業がリモートワークを試し、自宅でも支障なくできる仕事や、そもそも必要ない仕事があると分かり、全く元の通りには戻らないと思っている。私の職場は服務規定を始め、勤怠に関してもそれ程厳しくはない。平日はついダラダラと仕事をしてしまう分、暇を持て余した週末は、資料を整理したり、コードを書いたりして無給の仕事をしている。グダグダとした非日常に慣れ、何だか締まりのない生活が続く。

派遣で働く私の職場では非常事態宣言後に、リモートワークの環境整備が一気に進んだ。宣言前は、派遣先の社員にしかリモートワーク用の端末は用意されていなかった。しかし、今では私のような末端の派遣社員にも端末が行き渡り、皆同じようにリモートワークに対応できている。勤怠を厳密に管理できる仕組みができ上がれば、さすがに喫茶店できる仕事はないが、職場以外でも大抵の仕事はできるようになる。海外移住に憧れる私にとっては、これを契機にオフィス縮小リモートワーク拡大の動きが生まれてくれれば幸いだ。日本にある日本のIT企業で、海外の自宅から働くのが理想だ。

で、どうしてやる気が出ないのかと言えば、初めて自宅から仕事をして、その辛さが分かった。誰とも一日中どころか一週間もロクに話さないでいると、気が狂いそうになる。昔からウサギほどではないが寂しがり屋だ。自分で考えていた以上に孤独耐性がなかった。さらに、ノマドワークに憧れていた訳ではなく、プー太郎になって責任の伴わない自由を満喫したかっただけだと気付いたのだ。