ノマド探求

二次元移住準備記

オンライン英会話の私なりのコツ。

そろそろ応用情報技術者試験の勉強を始めるため、オンライン英会話を休止した。試験勉強と英会話の勉強を同時に進める時間的余裕はある。しかし、勉強に追われると集中力を欠いて身が入らなくなるのは、経験則から確信がある。だから十月までは、情報処理試験の勉強をのんびりやるつもりだ。

オンライン英会話のレッスンを受け始めてから二年が経った。最初はレッスンの受け方が分からず、色々と難渋した。最近になって、ようやくコツを掴めた気がする。日本語も英語も会話はキャッチボールが基本だ。それは英会話のレッスンでも同じだ。レッスンの進め方が上手い講師であれば、生徒が話しやすい状況を整え、ストレスがないように配慮してくれる。レッスンの始めは雑談で生徒の能力を測りながら会話を膨らませ、会話が萎んだらテキストを使ったレッスンに切り替える。もちろん、そのまま話が盛り上がれば、テキストは使わずに二十五分間、雑談を続ける。時間配分もバッチリだ。子供とキャッチボールをするように、話題を振って生徒からの発話を引き出し、良い塩梅に二十五分間、リスニングとスピーキングの両方を堪能させてくれる。しかし、そのような講師ばかりではない。 経験の浅い講師のレッスンを受ける時は、生徒も積極的に会話に参加しないと、単にテキストを読んで終わりの中身のないレッスンになる。一方的に話しかけられるのを待っていても、二十五分間も会話は続かない。これは日本語でも同じだろう。こうなると英語能力に加えて、コミュニケーション能力も必要になる。コミュニケーション能力を鍛錬する良い機会だと、前向きに会話を主導したいが、拙い英語で熟せる話題を探すのは、そこそこ難しい。

そこで、レッスンの準備として日頃のネタ探しが重要になる。また、一つの話題は何度も繰り返しレッスンで話すようにしている。最初は言いたい単語や表現が頭に浮かばず四苦八苦するが、何度か繰り返すうちに、それなりに単語や表現が身に付いてくる。だから、講師は毎回変えた方が良い。私はお気に入りの講師を十人ぐらいローテーションしてレッスンを受けている。そうすれば同じ話題を十回は繰り返し話せる。私が最近良く話す話題は、リモートワークで変わった昼飯とか週末の過ごし方とかだ。決して愚痴らないようにもしている。個人的な経験だと、同情の素振りはしても、会話は弾まない。誰も愚痴など聞きたくないし、プライベートな話題への言及を極力避けるよう、指導されているのかもしれない。雑談が盛り上がらなければ、テキストを使ったレッスンに流れるが、時間を持て余す時は、私は英単語の意味や使い方、違いを聞くようにしている。英単語の違いを確認し、使い方を例示してもらい、実際に例文を挙げて使い方が間違っていないか質問すれば、最低でも五分は時間を稼げる。これも何度も質問を繰り返すうちに、上手に聞けるようになる。

最初の頃は、結婚式の二次会で直接面識がない新郎新婦の友人との会話に混ざったような、行き場のない時間が苦痛で仕方がなかった。レッスンを楽しめるようになったのは、会話を楽しもうと心を切り替えてからだ。リモートワークで人との会話に飢えた時に加速した。普段は職場でしていた雑談を拙い英語で講師とするようになって、時間を持て余す機会は相当に減ったし、講師との距離もぐっと近くなった。