ノマド探求

二次元移住準備記

英語の勉強をどうするか。

オンライン英会話を休止してから一ヶ月が経ち、最近は全く英語の勉強をしていない。語学も筋肉と同じで、使わないと衰える。英語圏内で生活をしていた人であれば、そこまで痩せ細りはしないだろう。しかし、私のように座学だけで勉強をした人間は、英語に触れていない期間があれば、如実に衰えは現れる。英語は聞き取れなくなり、英単語は記憶から抜け落ちる。日々の柔軟体操と筋トレで基礎体力を維持するように、今の英語力を維持するために、意識して英語に触れる時間を作りたい。

英語への意識は、ここ数年でだいぶ変わった。理由は、自動翻訳の精度が凄まじく向上しているからだ。職場でAIを駆使した自動翻訳のサービスを使っているが、これが優秀で、誤字脱字をかなり吸収し、語気や語感もそこそこの精度で翻訳してくれる。綺麗な日本語を書けば、きちんとした英文も作成してくれる。英語の読み書きに関しては、自動翻訳でなんとかなる時代になった。自動通訳は、まだ実用の水準には達していないが、それでも時間が解決してくれるだろう。自動翻訳、自動通訳を使いこなすコツは、きれいで正しい日本語を使うことだ。国語復権を高唱するつもりはないが、国際化を進める上でも、これからは国語力がより重要視される。自動翻訳、自動通訳を使わない人は、長距離を移動するのに車を使わず、徒歩や自転車で移動するに等しい。英語を勉強する時間は、もっと専門的でお金に結びつく勉強に使うべきなのだ。これは、日本の経済にとっても有益だ。

海外で物を売り歩く商社マンや英語圏内で仕事や勉強をする人などを除いて、英語を必要としない時代がすぐに来る。二十年以上も英語を勉強し、やっとこさTOEICも800点を越え、海外の同僚と英語で仕事をして出した結論だ。日本でも公用語を英語にする主張が一部であるが、そう主張する人はアメリカやイギリスの主要都市でははなく、タイのパタヤにでも行ってみるべきだ。公用語に母国語以外の言語を定めるのは、植民地の名残だ。彼らの主張する国際化が、どのような顛末になるか良く分かると思う。もちろん、英語を含めて第二言語の習得を教養と考えれば、それは素晴らしい。何事も長くは続かない私だが、英語の勉強だけは続いている。