ノマド探求

二次元移住準備記

応用情報技術者試験を受けてきた。

今日、応用情報技術者試験を受けてきた。午前と午後の二つの試験で計五時間。長い、長過ぎる。貴重な休日の半日が吹っ飛んでしまった。明日からの勤労意欲が湧いてこない。この二週間は仕事以外、試験勉強しかしていなかったので、鬱憤も溜まっている。だが、これも半年に一度の自分への投資だと考え、ご褒美のクラフトビールを飲んで自分を納得させた。

試験勉強は六月中旬から始め、準備期間は四か月もあった。しかし、怠けていたせいで過去問まで手が出せず、参考書を読んだだけで試験に臨む羽目となった。午前の試験はマークシート方式だったおかげで、うろ覚えの情報を元に消去法で選択肢を絞り込め、ギリギリ突破した手応えはあった。午後の試験は予想すらしなかった記述式で、かなり面食らった。うろ覚えの情報では解答できず、こちらは期待薄だ。何とか午前の試験だけでも受かってくれれば、次は午後の試験を受けるだけで済む。勉強時間も少なくて済むし、試験日は朝寝坊もできる。応用情報者試験を初めて受けたが、基本情報技術者試験よりも問題文の日本語が分かりやすかった。基本情報技術者試験を受けた時は、これは国語の試験なのではと思うほど晦渋な言い回しに腹立たしさを覚えたが、今回は素直な日本語で、その辺のストレスは感じなかった。

応用情報技術者試験を受けたは良いが、残念なことに、あまり情報処理技術者試験が採用条件となっている派遣の求人はない。自己研鑽の一環も兼ねているので、それは良しとする。基本情報でも応用情報でも持っていれば、それなりに評価は受ける。派遣社員の不安定な雇用状態で、この業界で生き残るためには、検定は大きな武器となる。業務に関連する検定で、持っていて損をする検定はない。不安定な状態は何も派遣社員に限らず、正社員で働いていても仕事がなくなる時はなくなる。会社の業績が悪くなってリストラの憂き目に遭ったり、職場の環境が悪くて精神がやられてしまったり、未来は予測不可能だ。どんな雇用形態にせよ、自分の市場価値を上げる努力が、そのまま雇用の安定につながる気がする。検定は失業した時の保険になるのだ。