ノマド探求

二次元移住準備記

応用情報技術者試験に落ちた。

昨日、応用情報技術者試験の合格発表があった。予想通り試験には落ちた。午前試験が63.75点、午後試験が36点で午前試験だけは合格ラインの60点を突破できた。今まで体系的にITの勉強をした経験がなく、ほとんどその場限りの付け焼き刃で解決してきた。この試験を体系的にITの勉強をする良い契機として、試験範囲を網羅した応用情報技術者合格教本という技術評論社から出ている参考書を読み切ったが、午後試験には太刀打ちできなかった。同僚に言われたように過去問題を解いて問題に慣れておかないと、午後試験の突破は難しい気がする。すでに頭の中に勉強した内容はほとんど残っていないが、分厚い参考書を読み切った自信は残っている。来年四月に開催されるだろう試験には、過去問題集を解き切ってから受けようと思う。

残念ながら応用情報技術者試験は、午前試験の免除制度はない。さっきまで午前試験が合格点に達していれば、次は午前試験を免除されると勘違いしていた。なので、午前試験と午後試験の合わせて計五時間の試験を再度受ける必要がある。ただでさえ注意力散漫で、小学校の時は通信簿に情緒不安定と書かれる始末なのに、五時間も机の前で集中しているのはとても辛い。試験後はヘロヘロになり、その日一日呆けた状態になってしまった。それも日曜日というただでさえ憂鬱な日に。何か餌で釣らないと勉強意欲が湧湧いてこない。登録型の派遣社員は、試験に合格しても報奨金は出ないし、受験料も自腹だ。受験料を払ってしまったので試験を受けないともったいないと考える貧乏根性は受験の役に立っている。しかし、合格した時のご褒美だけでなく、試験勉強をして試験日に試験を受けただけでも自分を褒める仕組みが必要だ。試験を受けた次の週末は温泉旅館にでも泊まって、美味しいものでも食べようと考えている。

何かを始めただけでも、自分を褒めてあげたい。そして、やり始めたのだから、それをやり切って結果を出したい。結果の善し悪しは関係ない。結果を出す前に見切りをつけて、止めてしまうことが一番不味いと思う。どんな結果に成るにせよ、やり切って結果を出せば、必ずその結果に至る過程は次の結果につながる。誰しも悪い結果を突きつけられるのは嫌なものだ。しかし、小利口になり見込みがないからと途中で止めてしまうと変な逃げ癖が付き、何をやっても結果を出せなくなる。失敗しても恥ずかしがる必要はない。恥ずかしがらなくてはいけない時は、怖じ気づいて挑戦しなかった時だろう。一度膨らませた風船は膨らませやすい。一度辿った道は、迷わずに進める。次があれば、今よりももっと上手くやれるだろう。未だに海外移住に挑戦をしていないし、小説も書き上げられない私が偉そうなことを言う資格はないが、せめて目の前の試験ぐらいは逃げずに受験したい。受験料はたった五千円強、受験の重圧だって大学受験や司法試験などに比べれば屁でもないのだ。