ノマド探求

二次元移住準備記

英語の勉強。

英語の勉強は15年以上も続けている。でも、英語を使うことを考えて勉強を始めたのは、東日本大震災が起きた年からだ。それまではTOEICの点数にしか興味がなかったので、テスト対策の参考書ばかりを読んでいた。

なぜ英語を使う勉強ではなくTOEICの勉強をしていたかといえば、勉強がしやすかったのだ。TOEICは用意された問題に解答するだけでよく、正解も必ずある。厳格な出題ルールがあるので、解き方も確立されている。つまりは勉強する範囲があらかじめ決まっていて、良い参考書さえ使えば勉強したことは無駄にはならない。

しかし英語を実践する環境では、攻略する対象は人間になる。その反応によって伝えたる内容は変わるので、回答は相手次第だ。例えば仕事で英語を話す必要があるとして、ビジネス英会話の本を読んでも、そのまま自分の環境に当てはめることはできないだろう。黙々と勉強しても、それがそのまま役に立つことはほぼないのだ。自分に何が足りないのか、何を勉強すればいいのか、実践を通して考え続けなければいけない。この煩わしさが敬遠していた理由だ。