ノマド探求

二次元移住準備記

職場を変える準備。

職場の就労環境が日に日に悪くなっていく。二重派遣の状態は就業当初から続き、契約外の作業も常態化している。何度か改善を求めたものの、最近は派遣元の営業からは黙殺され、派遣先の上長には適当にあしらわれている。円滑に作業を進めるためには、ある程度の逸脱は仕方ないと理解しているが、指揮命令の逸脱と契約外の作業依頼に歯止めがかからない。頼まれた仕事をやらないとは言ってない。ただ、常態化するなら契約書と単金に反映させて欲しいだけだ。タダ働きはごめんだ。

派遣元に登録した職務経歴を更新し、紹介担当のような人と面談したら、早速派遣先の上長にまで伝わり、昨日呼び出された。契約終了の意思を確認されたので何も答えなかったら単金のアップを打診してきた。その場は検討するとだけ伝えて適当に切り上げた。職業倫理はその人次第だが、せめてどこまでの情報をいつ伝えるか、本人に了承を取るべきだろう。職場が変われば仕事も人間関係も一からなので、どこか時給の良い求人があれば話を聞いてみようぐらいの気持ちだったが、決意が固まった。

職務経歴書は職場を変える度にあれこれと思案しながら刷新を繰り返してきた。最新版はAIのおかげで、そこそこ納得できるものに仕上がった。これが最終版になれば良いと思う。職場を変える準備もAI抜きでは考えられない。今の職場の情報を追記した後、Geminiで添削しながら職務経歴を整理した。IT業界で働き始めた最初の職場から今の職場までの職務経歴の一貫性に留意し、派遣社員という雇用形態の観点から、自身の強みを列挙した。要は奴隷としての適性を再確認するということだ。

AIは時々、適当な回答を出すが、派遣会社の人間に相談するより、遙かにまともで信頼ができる。AIを恋人にしたい人が出てくるのも分かる。寄り添ってくれる感じが心地よい。技術の進歩は凄まじく、私ができるような仕事は、そのうちAIで代替されるだろう。それはそれで良いと思う。調子が良いだけの人や社歴が長いだけの人が幅を利かせるよりも、頭の良い人や勉強をしている人が報われる業界になって欲しい。何よりも、派遣社員を人と思わない派遣会社は淘汰されて欲しい。

生の可能性とスリル。

タイ旅行から帰って一週間が経った。今までは海外旅行から帰ると、しばらくは日本の日常に心が馴染めず陰鬱な時間を過ごしていた。今回は初日から体調を崩し、パタヤも期待と違いあまり楽しめず、すぐに心はタイから戻ってきた。体調は帰国後も優れない。耳鼻科でもらった抗生物質を飲み、睡眠をたっぷり取って回復に努めている。今週末は友達と飲んでいたせいか、調子はまだ良くない。情報処理技術者試験の日程が公表されたし、そろそろ試験勉強を再開したい。

登山シーズンになり、滑落したり遭難したり熊に襲われたりして、動けなくなった、もしくは動かなくなったお年寄りのニュースが、たまに報道される。確かに自分の体力や技術に見合わない山を選んだり、装備が適切でなかったりするケースは散見する。ただ、登山をする母数が若い人よりも断然大きいので、そのようなニュースを目にする機会が多くなるのは当然だ。数年前から登山を始め、やはり登山人口は老人が圧倒的多数である事実を実際に山を登っていると実感する。

定年を迎えたり、子育てが一段落したりして、金と時間を持て余した層が暇潰しに登山を始めるものだと思っていた。その一面はあるだろうが、それだけでもない。他に暇潰しの方法はたくさんある。それに山は山でも、別に命を落とす危険が少ないハイキング程度でも問題ない。限界を超える難易度が高い山を目指す理由の一つとして、自分の可能性が萎縮した現実を意識せざる得ない暇な時間ができ、戸惑いや不安、落胆を感じて、意識を逸らすために極端な解決を求めたからだ。

死ぬスリルと引き換えに生を実感する。危険な状況を切り抜けて自分は生きている、なんて幸せなんだと、登った山の頂上や下りた麓で脳内麻薬ドバドバになった状態で生きている現実を祝う。生に可能性を感じられなくなったので、それならばと死んでいた可能性を味わい、己の生を実感するのだ。すれ違う老人からは死に場所を求めて山に入る覚悟は感じられない。山に登る魅力の一つがスリルであることは同感する。しかし、死ぬ危険を冒してまで山を登る価値をまだ見出せない。

若い頃は、体力は無尽蔵にあり、時間も無限にあると感じていた。その時は時間さえかければ、自分は何でもできるようになる、何者にでもなれると思っていた。しかし、頭は禿げ、陰毛も白くなる年になり死を意識し始めると、やりたかったことはできないだろうし、なりたかった何者にもなれないことを悟った。寂しいが、薄々気付いていたので動揺はしていない。寂しさを埋めるために、スリルを求めもしないと思う。虚しい時間を紛らわす独り遊びは昔から得意だ。

日本に帰国した。

昨晩、タイから日本に帰った。夏休みが終わり、今年はもう絶望しか残っていない。行きの機内で風邪を引いたのか、それとも単に疲れが出たのか、初日から体調が優れなかった。タイに着いて早々お腹を壊して、パタヤに向かうバスでは人生最大の危機を迎えた。トイレ付きのVIPバスにしていなかったら、バスの中で切腹レベルのうんちを漏らして生涯最大の恥を晒しているところだった。必要な金をケチらなかった選択が、ここまで嵌った経験がなかった。自分で自分を褒めてあげた。

パタヤではホテルのエアコンでやられたのか喉が痛くなり、倦怠感もあって、あまり外を出歩く気にならなかった。その後、バンコクに戻ってからも体調は戻らず、ご飯を食べた後はホテルに戻り、Youtubeの動画やTwitchの配信を観て過ごす、なんだか中途半端な滞在に終わった。パタヤはもう少し楽しめると期待していたが、私には合わなかったようだ。次は観光地ではなく、田舎の大きな街に滞在してみようと思う。東北の大きな街はコンパクトにまとまっていて、良い印象がある。

滞在中に暇を潰せる、何か良いグッズはないかと考えている。Kindleで本を持っていたが、空港で搭乗を待っている間や機内での移動中を除いては、本はたいして読まなかった。暇潰しに勉強するのではと自分を信じ、昔試しに紙の参考書を持って行ってみたが、もちろん勉強するわけもなくただの重りになっただけだった。ノートPCだけでも足りると言えば足りるが持ち歩きたくはない。もうちょい良いスマホを買って、ゲームでも始めてみるかな。