ノマド探求

二次元移住準備記

履歴書の隙間を埋める。

移住先で仕事を探す時のために履歴書を作り直している。中年フリーターに典型的なスカスカの履歴書だけど,見栄えだけは何とか良くしようと思案している。履歴書を埋める職歴を作り出すことはできないので,何かで埋め合わせをするしかないからだ。

惰性にまかせてでも同じ職場で働き続けていれば,履歴の空白は生まれないし,それなりに履歴書を埋めることができる。しかし,働いていなければ履歴書に書くことが何もない。正社員として働いたことはそもそもないし,アルバイトも転々としていたので,何を書けば良いのか,いつも思い悩む。今までは体裁を諦めて,アルバイトを転々としていました,何もしていませんでした,男らしくスパッと履歴書に書いていた。今ここにいる,生の俺を見てくださいと。そして,二十代の青春について面接で聞かれた時は,仕方がないので正直に何もしていませんでしたと答えていた。たいていは,そこで次の話題へと移っていく。今回,履歴書を作り直すことを良い機会として,この履歴書の隙間を何かで埋めてみようと思っている。

自分が二十代を費やしてやったことを思い返し,その経験の中から仕事に生かせそうなことを履歴書に書いてみようと思う。たいして仕事の役に立ちそうにはいので無視されるだろうが,自分という物語を語るためには割愛してはいけないことだと思った。人によって物事の捉え方は違うので,自分の可能性と一緒に生き様を売り込む方が評価が高いかもしれない。海外で働く日本人であれば日本で働く日本人と感性は違うだろう。逆に移住してきた日本人をわざわざ雇おうとする現地の人には,コネや技能,職務経験などの日本人プレミアはつかないので,評価は低くなると思う。なので,日系のワケあり会社に狙いを定めた履歴書にするつもりだ。