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ノマド探求

海外移住準備記

動機の捏造。

履歴書を書く時にいつも悩むのが,過去の職歴にどのように一貫性を持たせるかだ。今まで一度も正規雇用で働いたことがないし,同じ職場で三年以上働いたこともない。非正規雇用で働き続け,職を転々とした理由はたくさんある。だから,一つのまっとうな動機で説明することができず,その時の都合に合わせて動機は捏造するのが常套となってしまった。

実際に踏んだ過程とその結果を捏造することは職業倫理に反すると思うが、動機は好きなように後付けしても許されると思う。事実に反駁されない限り,その真意は誰にも分からないだろう。どこの会社でどういう雇用形態で働き,何をしていたかということが嘘でなければ,何の目的で働いていて何を考えていたかは,どうとでも言える。例えば,遊ぶ金が欲しくて何となくファミレスでアルバイトをしていたとしても,飲食店を経営することが夢だったので,将来の役に立つよう働いていましたと,動機を後付けができる。

嘘を付いてでも筋が通るように働いていた経緯を説明できなければ、採用までたどり着くのは難しい。破綻のないように事実を編纂し,辻褄が合った物語を作ることは,自分が誰であるかを語る上で,そしてどのような人間として生きていくかを決める上で,とても重要なことになった。必ずしも明確な動機を持って行動できる人ばかりではないし,その時々の偶然に左右されることはたくさんある。何となくで事を始めることもあるだろうし,事を始める前に意図した結果を得ることができる人は多くはないはずだ。嘘といえば嘘になる。しかし,その捏造した動機を貫き通せば問題はないと思う。