ノマド探求

二次元移住準備記

トレードオフ。

一週間の台湾旅行から帰ってきた。台湾には,台南に四日間,台北に二日滞在した。台南でも台北でも案の定,時間を持て余してしまった。

時間を持て余す原因は分かっている。スマホを使い始めたからだ。現地で旅行者用のプリペイドSIMカードを購入すれば,SIMロックのかかっていないスマホなら日本と同じように使うことができるのだ。これで,宿まで迷うことなくたどり着けるし,宿探しも簡単にできるようになった。

スマホなんてなかった時は,道に迷い,宿にたどり着くまでにかなりの時間を費やすはめになることも,多々あった。宿探しも街に着いてから観光案内所に行き予約を取るか,ガイドブックに載っている適当な宿に直接行き,部屋が空いてなければ次の宿に移動するなど,それなりの時間を取られた。宿探しに時間を取られるのはもったいないという見方もできるが,肝試しと観光を兼ねた良い街歩きになっていた気がする。

だからといって,スマホを使わないで旅行をする気はもうない。宿探しの時間を節約できるのなら他に使えば良いだけで,単に旅行の準備が足りなかったということだ。自分の興味をどうやって旅行で満たしてやるかを探さばいいのだ。のんびりすることと,時間を持て余すことは違う。

旅行に持っていく音楽。

来週台湾に一週間ほど旅行に行くので,そのための準備をしている。旅行中に聴く音楽を新調しようと思い,iPod touchAmazon Musicのアプリを入れようとしたら,OSが古過ぎて入らなかった。今使っているiPod touchはジョブスが死ぬ前に発表されたモデルなので買い換える気がせず,ずっと使い続けてきたものだ。

一人で旅行する時,たいてい夜と移動中は時間を持て余す。時間を潰すための音楽と本は必須となる。特に音楽は重要で,旅行中に聴いていた音楽を日本で聴くと,その時の旅情を思い返して二度楽しむことができる。今回の旅行では,まだ聴いたことのない曲をAmazon Musicで調達しようと思ったが,頓挫してしまった。そのため,10年ぐらい前にアルバイト先の知り合いから貰ったベストセレクションを持って行くことにした。GorillazとかN*E*R*Dとか,その辺のジャンルが100曲ぐらい入っている。

あと,ケルベロス地獄の番犬のサウンドトラックも持っていく。そもそも,最初に台湾に行った理由は,高校生の時に観たこの映画の情景を追体験したかったからなのだ。散々な批判を受けた映画だけど,ロードムービーとしては悪くない。追い追われつつ,時代に遅れ世間からはぐれた半端者達が疑似家族の縁を結び,つかの間の安寧を楽しむ,ちょっと味のある映画だ。北野武ソナチネが好きな人なら受け入れられると思うけど,いつまで経ってもパッとした評価がない。

今回は,落ち着いて本を読んだり音楽を聴いたりできる場所を探そうと思っている。短い連休が取れた時など,取り敢えずここに行こうという場所が欲しい。台湾なら日本から近いし,安全で不愉快な思いをすることも少ないので,うってつけだ。

 

先月のTOEICの結果。

先月に受けたTOEIC L&Rテストの結果が返ってきた。予想通りというか,期待通りというか,800点だった。前回より30点も点数は落ちたが,何とか800点台を維持することはできた。内訳としてはリスニングが425点,リーディングが375点で,やはり集中力が落ちたリーディングで前回よりかなり点数が落ちてしまった。リスニングは前回と同じ程度だが,パート2を集中的に勉強した割には,短い会話の理解力が平均点以下だったのが残念だ。もうパート2は何やっても駄目な気がする。今回のリーディングは,特に英文が読み難かったのも気になる。内容が難しいとか文章が長いとかではなくて,フォントと組版のせいで英語が判読しづらく,読むのが苦痛なほどだった。

恐らく,今後はTOEIC L&Rテストの勉強をしないと思う。この二年間,仕事でほぼ毎日英語を使っているが,TOEICの対策の勉強をしても,実践で役に立たないことが分かった。文法にしろ英単語にしろ,基本中の基本を徹底的に身につけないと,TOEICで何点取ろうが英語を使えるようにならない。もちろん,英語の勉強をすることで結果的にTOEICの点数が上がれば良いとは思うけど。

英語関連の検定だと,TOEIC S&W テストを年末辺りに受けようと思っている。まだ,こっちの方は構文を頭にたたき込む練習になるので,役に立つ機会はあると思う。まぁ,しばらくは試験を気にすることなく楽しんで英語の勉強をするつもりだ。