ノマド探求

二次元移住準備記

ゴールデンウィークが終わった。

今年のゴールデンウィークは良い大型連休になった。4月30日から真ん中三日間を有休でつなげ、待望の十連休にした。連休前に、あらかたの仕事にけりをつけておき、仕事をすっぱり忘れて楽しめた。連休初日は、昔の同僚と今年初めての山登りに行き、鈍った体を酷使した後は温泉に入って疲れを癒やし、タイ料理を食べて腹を満たすコンボで、最高の連休スタートを切れた。連休中は、また別の昔の同僚と飲みに行ったり、親戚とご飯を食べに行ったり、ニートになる前の最後の連休を堪能した。何の不安もなく休みを楽しめるのは、まだお金を稼げているからだ。これが無職になると、また事情は違ってくる。収入のないまま貯金が減っていく恐怖は、味わった者にしか分からない。

連休が明けても、まだ魂は仕事に戻っていない。今月から、残っている仕事はキリの良いところで止め、それ以上は進めずに後任者への引き継ぎに集中しろと、上長から言われている。周りからもボーナスタイムのように思われているので、気を抜いても問題ない。仕事で何か嫌な思いをしたとしても、あと一ヶ月我慢すれば、その後はタイでのんびりできると考えれば、どうとも思わない。今の職場は、最後まで飲み友達ができなかった初めての職場になる。今後も会う機会はないだろう。最悪、仮病を使って欠勤し、そのままバイバイできる、ある意味、無敵な状態だ。今が一番幸せな時間なのかもしれない。

職務経歴書の更新は、仕上げの段階にある。あとは日商簿記三級を取るだけで、ひとまず仕事探しの準備は完了だ。準備万端で、ニート期間に突入したい。ニートになった後は何をするか、まだ朧気な考えしかない。創作活動に集中して何かを形にしたいと思うし、英語学習の集大成として英検一級をに挑戦したい気持ちもある。仕事に役に立つような活動はしたくないし、しないつもりだ。興味の赴くまま、知的欲求を満たすために行動したい。今こそ人生を最大限に楽しむ時宜が到来したのだ。これで死んでも良いかなと思うくらい、ニート状態を堪能したい。