派遣先での業務量が急増し、ここ最近は夜遅くまで働いている。特別な知識や経験が必要な難しい仕事ではない。VBAなどで自動化していれば一瞬で終わるような作業を、手作業でポチポチとコピペをしているから時間がかかるのだ。ITの職場であるが、ITの仕事には直接関係かないため、ITに疎い人が多く、ITの恩恵を受けられずいる。残業代はしっかり付くため、ダラダラ残業で小遣いを稼ぎたい人は嬉しいのだろう。しかし、生活費を稼ぐ以上にお金を求めていない私にとっては辛い限りだ。完全テレワークで動き回るスペースは家になく、一日十二時間以上座りっぱなしの生活は、健康にも精神衛生にも良くない。
ちょっと前までは社内ニートで暇を持て余していた。だから、この劇的な変化には戸惑いを覚えている。仕事の後は何もする気が起ず、酒を飲みながらYoutubeやTwitchの配信を観てボーッとしていると、いつの間にか深夜になっている。五月の連休辺りから飲み会が復活し、週末も何だかんだで忙しい。飲み会に出なければいいだけの話だが、誘われれば一緒に酒を飲みたくなってしまう。そのため、休日は酒を飲んでは飲み疲れ、残りの時間はひたすら寝ている。文化の彩りは微塵も感じられない。
仕事は、今が忙しいシーズンらしく、年末辺りに落ち着くらしい。だからと言って、定時で上がれたとしても、生産的な活動するわけではない。少し前までは、ITの検定や英語の勉強をする意欲を持っていた。それがプツンと途切れてしまい、試験勉強をしても何も夢を見られず、やる気が起きない。時間があれば、ダラダラと酒飲みながらゲームをしたり、動画を観たりするだけの毎日だ。そんな堕落した時間も、自分で自由にできる時間は精神衛生の観点からはとても重要だ。物欲を満たして鬱憤を発散すれ人間もいれば、時間を浪費して人間性を回復する人間もいる。早く暇な社内ニートに戻り、人間らしい生活を送りたい。
