ノマド探求

二次元移住準備記

相変わらず仕事が忙しい。

先月に引き続き、相変わらず仕事が忙しい。派遣先の同僚は皆温和で、勤怠はユルユル、おまけに完全テレワークのストレスフリーの理想的な職場だ。それでも、夜遅くまで残業をする日が続くと、ストレスは溜まる。休日出勤と夜間の呼び出しがない分、前の職場と比べると精神的なゆとりはある。貧しい食生活、枯れた物欲、仕事が終わればゲームをするだけの寂寞とした日常に、たいしてお金はかからない。だから必要以上に働きたくないのだ。欲を言えば、定時上がりはもちろん、週休三日がよい。

テレワークでも自由に外出はできないし、意味のない会議に時間は拘束される。また、仕事が暇だと、それはそれで違う種類のストレスを感じるので、案外難しい。色々と溜め込んだ日々のストレスをゲームだけでは発散できずに、立て続けに週末は飲むようになってしまった。平日は仕事に邁進し、土曜日は友達と朝になるまで飲み、そして日曜日は白目を剥いて床に伏せながら、また次の日から始まる仕事に備える。昭和生まれの観点からすると、健全と言えば健全な生活だ。しかし、楽しい反面、何かが心に引っかかる。

コロナウィルスの狂乱も沈静化しつつある。昔はマスクをしていないと、荒ぶるジジババに信号待ちで睨まれたものだが、彼らの心もワクチンの効果か鎮まったようだ。渡航制限も緩くなるか撤廃され、海外旅行にも行ける兆しが出てきた。生活に張りと潤いを与えるため、十二月ぐらいに有休を取って台湾に行こうかと思っている。台北は二泊三日もあれば、のんびりとローカルフードを楽しみながら、異国情緒を味わえる。燃料サーチャージが痛いだけで、円安はさほど怖くもない。飛行機代の次に金のかかる宿代も、寝るだけなのでカプセルホテル風ドミトリーで問題ないし、その方が旅情も湧く。