ノマド探求

二次元移住準備記

そろそろ夏休みの予定を立てたい。

海外への渡航制限もなくなったので、今年の夏休みは海外旅行に行こうかなと思っている。満足感も達成感もない敗戦処理のような仕事が続き、この数ヶ月は気が滅入っている。当然、勤労意欲も最低だ。何をするにも億劫になり、最初に溜息しか出ない。残業代で懐は潤うが、これは金銭で解決する問題ではない。たまの飲み会で一時的に鬱憤を晴らしては、また彩りのない生活に戻る日々が続く。このまま精神衛生は悪化する一方なので、海外旅行でもして気分を一新する必要がある。この際、貯まった残業代を奮発して、贅沢ではないが瀟洒な非日常を満喫したい。

派遣の仕事を選ぶ時と、その職場で働き続けるか、辞めて他の職場に移るかを判断する時に、一つの確固たる基準を持っている。それは休みの日曜日を、寝る前まで楽しく過ごせるかどうかだ。月曜日を考えて憂鬱な日曜日を過ごすような仕事は、どんなに賃金が良くてもやりたくはない。むしろ、次の日に備えて就寝前に意欲が上がるような業務内容と就労環境が、仕事では賃金より大切だと考えている。今の職場は、その基準に抵触しつつある。まだ、辞める算段を立てながら働いてはいないが、早急に状況を改善しないと、その日は近い。

旅行先は、台湾を考えている。東南アジアは、交通機関を利用する際に気を付けていても、たまに不愉快な思いをする時がある。その点、台湾は公共交通網が良く整備されているので日本と変わらず、ほぼストレスなく移動ができる。台南辺りにある、古民家を改装したような鄙びたゲストハウスで、朝から酒を飲みながら、Youtubeを観たり本を読んだりして過ごすのだ。昼飯と夕飯は、美味くて安い屋台で現地の人一緒に飯をかき込み、洒落た喫茶店かバーで休んだ後は散歩を楽しむ。普段の休日とたいして変わらないが。