ノマド探求

二次元移住準備記

今週もAPEXで終わる。

仕事が終わると、すぐに任天堂Switchで遊ぶようになった。APEXというFPSが、今年の春過ぎから任天堂Switchでも配信が始まり、何となく始めてみたらはまってしまったのだ。先月初めからオンライン英会話のレッスンを休止し、十月の応用情報技術者試験に備えるつもりだったが、週末は山登りに行き、残りの時間はゲームばかりしていた。試験勉強と比べると、趣味に費やす時間に生産性はない。それでも趣味は、人生を豊かにする。山登りやゲームを共通項として、コミュニケーションを頻繁に取る同僚が増えた。

APEXで遊ぶようになってから、家で飲む酒の量も減った。リモートワークが始まった当初、仕事とプライベートな時間の区切りを付けるため、家で酒を飲み始めた。そのうち酒の量が増えてしまい、APEXを始める前は、酩酊に近い状態で眠りに就く日も多かった。酔っ払っていては、正確なエイミングどころかゲームができない。それでなくてもエイミングが下手で、なかなか敵に弾が当たらない。チームが全滅すれば、そこでゲームは終了する。すぐ死なないためには、敵を倒すだけでなく、上手く立ち回る判断も必要だ。酔うと状況の把握が面倒臭くなり、すぐに突撃して死んでしまう。

下手な立ち回りや自分勝手な行動は、迷惑行為と言わないまでも、ゲームの進行を崩壊させる。任天堂SwitchのAPEXにもボイスチャットの機能は付いているが、面識のない人同士でチームを組む時に使っている人はいない。チーム内のコミュニケーションは言葉を使わず、敵や目的地を指したり、あのアイテムが欲しいなど文章化されたシグナルを鳴らして、コミュニケーションを図る。ゲームに慣れると相手の行動から、その目的や指示を読み取れるようになるから不思議だ。野球やサッカーと同じように、ルールと目的さえ明確であれば、言葉を使わなくても意思の疎通ができるのだ。