ノマド探求

二次元移住準備記

ニートになる準備。

急に仕事を辞めたくなってきた。就労環境に文句はない。派遣先に嫌味な人間はいないし、完全テレワークで快適就業、しかも勤怠はユルユルだ。数年前に考えていた、まさに理想的な職場で働いている。派遣で働いているので、雑用やゴミのような仕事を押しつけられるのは理解している。ただ、毎晩22時まで働かなければ仕事が終わらない働き方が嫌になった。業務量を調整しているが、テトリスのように次から次へと雑用が落ちてくる。仕事が終わらなくても小突かれはしない。しかし、長い拘束時間のストレスが半端ない。週末は疲れて気分転換に外出する気力がなく、ストレスを発散できない悪循環が続いている。

お金を稼ぐ理由は、最低限の衣食住を満たして生命維持を図りつつ、週末に気が置けない友達と飲みに行ければ良い程度だ。働き続けて毎月の収入がある限り、残業代で貯金通帳がホクホクするありがたみをあまり感じられない。潤った貯金のありがたみを感じるのは、欲求を満たすためにお金を使う時か、無職になって収入が絶たれた時のどちらかだろう。買い物に行くのも欲しい物を探すのも億劫で、物欲を満たす機会はあまりない。性欲はすでに枯れ、食欲は回転寿司で10皿も食べれば満たされる。つまりは欲求の捌け口を必要としていない。

そう考えると、ニートになる準備だけが、残業代を稼ぐ目的となり勤労意欲の源となる。今更ニートになってしまうと、再び働く気にはならず、そのまま生活保護に直行する予感がしないでもない。そもそも就労先があるのか怪しい。しかし、このまま働き続けると、いつか精神衛生を損ねる気がする。数年前に仕事を辞めて東南アジアにプチ移住をしようと計画していた経緯もある。来年の頭で一区切りつけて、ニートになろうかなと考えている。