ノマド探求

二次元移住準備記

眠いんだけど眠れない。

システム監視の仕事を再び始めてから三ヶ月が経ち、睡眠障害になった。一回勤務する度に日勤と夜勤が交互する。次の日が日勤の時に寝ている時間帯に夜勤の時は働いて、夜勤の時に寝ている時間帯に日勤の時は働いている。このリズムに体がついていけず、一日中眠い日々が続いている。次の日が日勤の日は日付が変わる前に横になるようにしているが、午前三時ぐらいまで眠りに就けず、寝ても五時ぐらいに起きてしまう。逆に夜勤明けは夜まで我慢して起きているが、意識は半分飛んでゾンビのようになっている。

今の仕事は未経験者でもできる内容なので、しばらく前に仕事を辞めることに決めた。すぐにでも辞めたいが次の職の当てがない。貯金も昨年から今年にかけて無職だった期間に使い果たしてしまった。そのため、働きながら次の職を探すことになる。ビジネス英会話できますと自信を持って履歴書に書きたかったが、オンライン英会話の録音を聴く限りでは無理っぽい。LPICレベル2は、集中すれば年内には取得できると思う。LPICは実務では役に立たないけど。

まずは履歴書を書き直すことにする。検定を一つ、おそらくLPICレベル2を追加し、TOEICも更新したい。今の仕事は履歴書に何て書けば良いだろうか。派遣の仕事を探すために検定の勉強をするよりは、副業を頑張った方がまだ将来に希望を持てる気もする。

趣味を探す。

人生に輝きを与えてくれる趣味を探しているが、なかなか見つからない。できれば海外に移住した時に移住先でできる趣味が良い。そう思って三年ぐらい前に携帯ゲーム機を買ってみたが、すぐに飽きてしまった。そもそもゲームは下手くそだし、歳を取ってからゲームをするのが億劫になってしまった。ちらつく画面を見ているだけで、疲れてしまうのだ。

何かスポーツを始めようと考えたが、ジムに行くのと違って楽しくないと意味がない。運動神経が悪いので球技は苦痛でしかないし、球技は数をそろえないとできないので、好きな時間に一人でできるスポーツが良い。サーフィンやダイビングであれば一人でもできるし、ときめく出会いも期待できるが、道具を選ぶのも海に行くのも、どちらも敷居が高い。ランニングと山登りは私にとってスポーツというより苦行でしかない。大型バイクに乗れたら気持ちいいなと思うけど、これは事故が怖いのと置く場所がそもそもない。

機械いじりがいいかなとも考え、カメラについてあれこれ調べた時期があった。しかし、写真は撮るのも見るのも興味ないことに気付いて頓挫した。自作パソコンはデスクトップPCを自作した時に心躍ることはなかった。音楽はよく聴くけど、オーディオ機器もそれなりの音質が確保できれば問題ない。

それがあるから仕事を頑張れるぐらいに没頭できる趣味を持っている人が、正直羨ましい。はまった趣味を持つことは、幸せな人生を送る上でかなり重要な条件だと思う。

講師との相性。

オンライン英会話を始めて一ヶ月を過ぎた。レッスンは一人の講師が専属して受け持つわけではなく、レッスンを受けたい時間帯に予定が空いている講師がレッスンを担当する。講師の予定は予めWebサイトで公開されており、レッスンをお願いする講師を決めたら事前に予約をする仕組みになっている。毎日レッスンを受けようとすると、必然的に色々な講師からレッスンを受けることになる。今までに二十人ぐらいからレッスンを受け、段々講師との相性が分かってきた。

講師は二十代の学生から五十代の主婦まで、色々な人がいる。男性も女性もいるが、女性の方が登録している人数は圧倒的に多い。三十分の空き時間があれば自宅で仕事ができるので、主婦が多いのだろう。たまに男性で専業の講師もいるが、あまり相性が良くないので避けるようにしている。私は四十から五十代の主婦を講師に選ぶことが多い。講師にもよるけど、こちらが上手く英語で伝えることができない時、聴き取る努力をしてくれるのは、圧倒的にこの年代の主婦が多い気がする。

初心者歓迎マークを掲げている講師の中にも、感情を露骨に表す人がいて参る時がある。これも試練と考えてなるべく言い返すようにはしているが、疲れた時などは優しいマダムからレッスンを受けたい気持ちになる。考えてみると、小さい子供と英語の初心者への接し方は似ているのではないだろうか。子供を育てるうちに、子供が伝えようとすることを理解し、子供に伝えたいことを理解させる辛抱強さが身に付いたから、初心者に優しいのだ。レッスンを受けていると何だか癒やされる時があるが、これは母親に甘えていた子供の時と同じなのだろう。