ノマド探求

二次元移住準備記

TOEIC L&R テストを受けてきた。

約二年ぶりにTOEICを受けた。半年毎に試験を受けていた時はそれぞれの設問にかける時間の配分などを感覚で覚えていたが、やはり間隔が開くと解き方を忘れてしまう。今回はそれを思い出すまで時間がかかった。改訂後の試験と内容はそれほど変わらず、簡単とまでは言わないがそれほど難しいとも思わなかった。リーディングパートも見直す時間はなかったが、何とか全問解き切ることができた。今までの経験から、こういう時はスコアが伸びない。概して受験者全員の正答率が高いため、他の回との兼ね合いで点数調整がおこなわれるのだ。800点台は維持できたと思うが、900点は厳しいだろう。できれば英検一級相当と言われている860点に届いてくれれば嬉しい。

先月の台湾旅行後から試験勉強を始めたので、勉強期間は一ヶ月半にも満たない。スタディサプリというeラーニングと公式問題集を使い試験対策をしたが、解き方の確認よりも英単語の確認に時間を費やした。勉強時間の半分以上は辞書を引いていた気がする。オンライン英会話のレッスンを受けていた時は中学生レベルの英単語で事が足りてしまったので、TOEICに出てくるような小洒落た英単語を使う機会がなかった。曖昧だったり忘れていたりしていた英単語を調べていると、使っていなかった脳みその部分が刺激され新鮮だった。

TOEICの試験では、へたばるまで脳みそを酷使する。リーディングパートの後半辺りから脳みそが英語を拒否し始めるが、水責めのように精神力で英語を頭に流し続けていく。試験が終わった後は、しばらく脳みそが情報を受け付けなくなり、呆けたまま一時間ぐらい記憶が飛ぶ。あまりこういう機会はないので、毎月は嫌だけど、たまになら良い体験だとは思う。今月は勉強をお休みして気分転換を図り、来月からまたオンライン英会話のレッスンを始めるつもりだ。

 

コミュニティを探す。

海外移住への意欲は失せたままだが、目的もなくダラダラと生きるのは楽しくない。そのうち意欲が盛り返した時のために、準備だけは少しずつ進めていこうと思う。今は準備として、英会話の能力向上とIT関連の検定取得、副業の確立に時間を充てている。しかし、これは移住に失敗した時の準備に近い。そのため、IT関連の検定取得は時間的に余裕がある時に進めていくことにした。検定を取得しても移住先での仕事探しには、たいして役に立たないと思ったからだ。それに、職務経歴書には検定の代わりに実務経験を載せれば良い。

準備として、海外コミュニティへの参加を追加することにした。意を決して海外に単身移り住んだとしても、仕事もないし友達もいないしでは、恐らく郷愁に悶えてすぐに日本に帰りたくなるに違いない。職場で友達ができれば、それはそれで結構だと思うが、仕事が拗れた時は職と友達を失うことにもなりかねない。仕事以外で付き合える友達を今から探す。問題は、どこのコミュニティにどうやって参加するかだ。ある程度は移住先候補を絞らないとコミュニティは見つからないだろうし、在住にしろ在外にしろ日本人というだけで参加することは難しいと思う。趣味や人生観が同じ人間関係を築ければ、それが一番良い。趣味はこれといってないので、人生観から探していくことにする。外こもりの会や沈没同好会みたいな緩い生き方を実践するコミュニティがあれば、それがいい。癖がある人が多く、最初は打ち解け難いかもしれない。ブログやツイッターなどで情報発信をしている人であれば、切っ掛けは作り易いだろう。ただ、アフィリエイトで駄賃を稼ぐブロガーだけは避ける。彼らとは移住する趣旨が違うのだ。

英会話の能力向上と副業の確立は、このまま進めていく。ロトくじの購入が副業と言えるかは別として、この二つに関しては道筋が付いている。今月末のTOEICのテストが終わったら、またオンライン英会話を再開する予定だ。

そろそろ準備を始める。

次の職場を探す準備を本格化しようと思う。覚悟を決めるために、派遣会社の営業と仲の良い派遣先の社員には、契約を更新しない意向を伝えた。実際に職場を辞める一ヶ月ぐらい前に辞めることを切り出しても問題はないが、辞めると決めた時に伝えることが最低限の礼儀だと思ったからだ。なぜか辞めることを隠す風潮が、どの現場でもある。仕事ができないとか人間関係が悪いとか、何かしらの問題で契約が更新されないのであれば、その心中を察することはできる。しかし、もっと給料が欲しいとか、もっと実務経験を積みたいとか、前向きな理由で辞めるのに直前まで言わないのは、仕事以外でも飲みに行く同僚を裏切るような気がした。また、満足に人を集められない職場で真面目に働く同僚に対して、隠すことは失礼だと思った。だから、まだ具体的に辞めることは決まっていないが、きちんと自分の心中を伝えた。後はタイミングの問題になる。禍根を残さず良い関係のままで、惜しまれつつ職場を去りたい。

その職場で得た職務経験と同じくらい、もしくはそれ以上にその職場の人間関係は財産となる。いわゆるコネだ。裏口入学のように金銭や何かしらの見返りを約束して、その信用を使うのであれば別だが、何も見返りを期待されずにコネを使えるのであれば、それは自分の信用の証しだ。検定や資格と違って履歴書に書くことはできないが、失職時の保険としては検定や資格以上に頼りになる。それに、いつでも戻って来てよと、それが別れの挨拶に添えられる形だけの賛辞であったとしても、そう言ってもらえるのは嬉しいものだ。