仕事を選ぶ際は、お金だけを基準に選ぶようにしている。やりがいのある仕事とか職場の雰囲気とかは、考慮に入れていない。正確には気にしないようにしている。できればやりがいのある仕事に就き、和やかな職場で働きたいと思う。しかし、叶えば良いぐらいの気持ちに留め、希望よりも淡い期待を抱きながら仕事を探している。
若い頃は、仕事を選ぶ際にあれこれと条件を付け、理想の職場を探していた。しかし、そんな求人がアルバイト情報誌に載ることはほぼなかったし、あったとしても採用されることはなかった。短期長期を合わせると今まで働いた職場は、両手の指では数えられない。クソのような職場もあったし、ここは天国かと思うような職場もあった。経験則として、就業環境と仕事内容は運に大きく左右される。面接を受けた時に良い印象であっても、実際に働いてみると違っていたことは良くあった。もちろん、第一印象通りの職場もあった。職場の同僚など、人によって合う合わない条件もある。自分の考えていた通りの職場かどうかは、働いてみるまでは分からないのだ。
働いてみるまで分からないのであれば、仕事を選ぶ際の基準から外したほうが、仕事は探しやすくなる。それに、ひどい職場だった時も納得がいく。もし就業環境や仕事内容に惹かれて働いてみたが、実際はクソのような職場だった場合、給料にも納得ができなければ、そこで働く意味はない。まずお金のことだけを考えて、残りは運に任せておけば、最悪、お金の面だけは納得がいく。
