ノマド探求

二次元移住準備記

薄っぺらい職務経歴書。

とりあえず,職務経歴書を書き直してみた。今の派遣の仕事を始める前に,職務経歴書を書き直したので,二年ぶりの改訂作業となった。第何版になるかは分からないが,職場が変わる度に職務経歴書を頻繁に書き直している時点でろくなものではない。さらにアルバイトと派遣を転々としている年長フリーターのそれは,悲惨の一言につきる。

平日の日常生活において,仕事はその生活の大半を占める重要なものとなる。四十数年をまともに生きていれば,それなりに書くことも多いだろう。職務経歴を読めば,その人の生き方が分かるし,生きてきた足跡をたどることもできる。しかしながら,たいして働いたことのない人間にとっては,書くことはあまりないので,ほぼチラシの広告文ぐらいの薄っぺらい内容となってしまう。二年前に書き直した時は,誇大妄想気味に盛りに盛ってみたが,A4サイズで2ページ分しか埋まらなかった。今回はまっさらな裸の自分で勝負するつもりなので,さらに悲壮感あふれる職務経歴書となっている。話は変わるが,これほど働かずに生きてきたのに,嫌な思いもあまりせず楽しく過ごせたことに改めて気付かされた。日本はやっぱりいい国だなと思う。

この職務経歴書を読んでも雇いたいという人がいるとすれば,何を根拠に雇いたいと思ったか面接で問い詰めたいほど,中身がない。職務経歴と言うよりも,注意書きと言った方が正確なぐらいだ。やはり,もう少し盛るというか,仕事をしていない時は何をしていたのか書いた方がいいのだろうか。ただ,そうすると職務経歴ではなくただの自伝になってしまう。まして,社会人としての見識を疑われるような生き方しかしてこなかったので,迷うところだ。仕事の中身ではなく,君自身をを見ているのだという奇特な人がいればいいのだが,人間性もたいして優れた代物ではないので,困ったものだ。