二年以上もテレワークが続いて今の就労環境が当たり前になり、たまに出社すると怠くて仕方がない。通勤時間がないのは楽だし、プライベートが確保された環境で仕事をすると、やはり落ち着く。職場はテレワークが励行されて自席がなくなり、出社した時は空いている適当な席に座る。たまにオフィスに行くと出社が常態化した人たちが席を占有していて、居心地はすこぶる悪い。なので、できるかぎり出社しない。
テレワークになって生活リズムが大きく変わった。テレワーク前は遅くても二時前に寝ていたが、今では朝の四時か五時ぐらいまで起きている。その代わりに、休憩時間に昼寝をし、仕事が終わった後も一時間ぐらい仮眠を取る。睡眠時間は出社していた頃よりも長くなった。小分けに睡眠を取っても、そんなに睡眠の質は悪くならない。本当に疲れている時は仮眠を取ったつもりが、朝になっていたりする。
仕事の後に仮眠を取ると、睡眠時間の補填だけでなく、頭をリセットして生活に一区切りをつけられる。テレワーク環境では、この終業の儀式は結構大切だ。出社をしていた時はオフィスを出たらそれで仕事が終わりだったが、テレワークだと仕事と私生活の区切りが判然とせず、悩ましい時がある。外に出る機会を増やすためと区切りをつけるため、ジムに通おうと一時迷ってはいたが、今は仮眠と週末の飲みで案外リセットできている。
