ノマド探求

二次元移住準備記

週末は表に出る。

仕事がグダグダだと、引きずられて私生活もグダグダになる。完全テレワークの環境下、買い溜めした冷凍食品で腹を満たしつつ、ゲームをする毎日だ。家から出る気力も湧かず、引き籠もる生活が続いている。表に出るのは週に一、二度、食料品の買い出しに近所のスーパーに行く時と、ストレス発散のため真夜中にジョギングする時ぐらいだ。生活雑貨はAmazonなどの通販を利用すれば大抵の物が揃ってしまう。表に出る機会は、そんなに多くはない。

ほぼ家にいるのであれば、今住んでいる築半世紀にもなる小汚い集合住宅ではなく、閑静な郊外に一軒家でも借りた方が良いのかもしれない。しかし、引っ越しを考えると途端に面倒臭くなる。もうそろそろ臨終の場を考えないといけない年齢だ。ここで孤独死を迎えるのは嫌だが、具体的な理想の死に場所が思い浮かばない。だから、部屋を解約して引っ越しせざる得ない状況にでも自分を追い込まない限り、このまま動きそうにはない。何をするにも億劫なのだ

リハビリがてら、何も予定が入っていない週末もなるべく表に出るようにしたい。問題はどこに行くかだ。山登りは近郊の山でも時間がかかるし、そもそも気分が乗らないと楽しくない。気軽に表に出るには、楽しくないと続かない。散歩がてらに家電量販店と本屋を物色し、小腹が空いたところでご飯を食べ、コーヒーを飲んで帰れば、それなりに充実感は得られるが、楽しいかと言われると微妙だ。取り敢えず、予定はなくても表に出てから何をするか考える癖をつけるか。