ノマド探求

二次元移住準備記

山登りにハマる。

今週は少し早めの夏休み。昨年に引き続き恒例の海外旅行には行けず、今年も何しようかなと思っていたが、そこそこ楽しい夏休みだった。山登りには二回行った。ゲームもたくさんした。ゆったりと散歩をしたり、友達とオンライン飲み会をしたり、少なくとも、あっという間ではなかった。

山登りは、始める前は本当に楽しかなと疑問に思っていた。これが、始めてみると癖になった。倦んだ日常に疲れた時は、自然の中のちっぽけな存在に戻り、社会性を忘れられる。山の中では職歴は関係ない。道に迷うし、滑落すれば足は折れる。肩書きに関係なく、熊にも襲われるし、蛇にも咬まれる。皆、平等の存在になれるのだ。

日帰り登山の装備は一通り揃ったが、次から次に欲しい物が出てきた。まず、お湯を作れるストーブが欲しい。山頂で食べるカップラーメンや飲むコーヒーはさぞかし美味かろう。ストーブやクッカーを携行するには、もう一回り大きいバックパックが必要になる。それにハイキングコース用に軽い靴も欲しい。

山登りは、旅行と同じで準備も楽しい。寝る前に登山コースを紹介するガイドブックを読みながら、今度はどこに行こうかなと考える。都心からだと、日帰り登山でも半日は確実に潰れる。暇潰しには金もかからないし、健康にも良いしで、良い趣味だと思う。

ただ、常に遭難の危険を背後霊のように背負いながら山を登っている事実を忘れないようにしないと、後悔する日がいつか来る気がする。山の難易度が上がるにつれ、経験だけでは対処できない状況に出会うだろう。リスクを回避する確実な技術と知識を身につける必要はある。