ノマド探求

二次元移住準備記

飲みに行く。

久しぶりに昔の同僚達と飲みに行った。その同僚達とは、ちょくちょくLINEで連絡は取っていて、お互いの近況は知っている。それでも二年振りに直接会うと、酒の勢いもあって話は大いに弾んだ。どの職場でも、その職場を去った後も飲みに行ける同僚が、一人か二人はいる。一年に一度しか会わない人もいれば、頻繁に飲みに行く人もいた。コロナの自粛生活の影響で連絡が途絶えてしまい、結構な数の人間関係が整理されたけど、気軽に飲みに誘える人とは連絡を絶やさずにいる。

変化と刺激のない生活を送ると心が倦んでしまう残念な性分だ。週五日で働く場合は、日常生活に仕事が占める割合は大きい。そんため二、三年もいると環境に飽きてしまい、心が疼いて唐突に職場を変えてしまう。その職場で働いている時は、同僚とは飲み会で仕事の話をすれば話題には困らない。しかし、職場を去ってからある程度時間が経つと、興味の志向が同じであっても話題に困るようになる。

職場を去った後、飲みに行く人と飲みに行かない人の違いは、人の話を聞いて楽しめる人か楽しめない人かの違いだ。職場を去った後に飲みに行く人は総じて聞き上手だ。人の話を楽しんで聞ける人は、一緒に飲んでいて話す方も楽しい。そして、聞くだけでなく興味のない話でも膨らませ、自分もその会話に参加できる人だ。

緊急事態宣言は解除され、飲み屋の営業時間も通常に戻りつつある。何事も警戒心が薄くなった頃が一番危ない。しばらく様子見をしていたが、たいして感染者数は増えず、コロナの流行はひとまずは収まったと思う。生活が落ち着いている今のうちに、連絡を絶やしたくない人を積極的に食事か飲みに誘い、人間関係の維持に努めようと思っている。