ゴールデンウィークが終わっても、そのまま間延びした生活が続いている。職場では社内ニートだし、刺激や潤いのある出来事も起こらず、ただゲームをして寿命が尽きる時を待っている。決して良いとは思わないが、特に変化が起こる兆しはない。日常生活に占める仕事の割合は大きい。仕事で嫌なことがあれば、それに私生活も引きずられ、憂鬱に過ごす休日はたまにある。逆に仕事が充実していると、一人でボーッと暇を託っていても、案外それはそれで楽しくなる。
今まで色々なアルバイトと派遣の職場を経験してきた。個人的には、一緒に働く同僚と職場の雰囲気で、長続きするかどうか決まる。求人の内容や面接の感触から、ある程度は仕事を察することができる。しかし、職場の雰囲気は、実際に働いてみるまで分からない。一人嫌な奴がいるだけでも、職場の雰囲気は悪くなる。気の合う同僚に囲まれ、理想の職場に近くても、それが長続きする保証はない。長く働いたら働いたで、職場の人間関係に飽きてしまい、ふと魔が差して辞めてしまう損な性分でもある。
何か、これが私の人生だと思えるような趣味が欲しい。それも一人で完結でき、生活様式まで昇華できる趣味だ。一人でできる趣味であれば、仕事のように周りの環境に影響は受けない。他人の意向を伺うことなく、自分の裁量で何でもできる。オンラインゲームは、有力候補の一つだ。家に籠もったままいつでもできるし、金もかからない。煩わしい人間関係も、嫌になればすぐに切ることができる。何より、やっていて楽しい。この半年ぐらい、仕事とゲームだけの生活を続け、糸口は掴めた気がする。引き籠もりのノマドワーカーになれれば、それが理想だ。
